人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

テレワークに家族からの悲鳴が

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本人は満足でも周りの家族が迷惑

 緊急事態宣言が解除されても、テレワークを継続する会社が多いとテレビのアナウンサーが言っていました。それほど多くの人に受け入れられ、定着してきたテレワークですが、いいことばかりではないようです。先日の新聞の投書欄に載っていた77歳の男性の意見は「家族にとってはテレワークは迷惑以外の何物でもない」ということです。息子さんと同居しているのですが、その息子さんがビデオ会議をしているときは家族は音を立てないようにしなければならないのです。雑談はおろかくしゃみまでもできないので息が詰まる、それも毎日のように。テレワークというのはこんなにも家族に協力を強いるのか、家族の犠牲の上に成り立つものなのか?我が家の孫たちは当然のように家の中を走り回ったり、歌ったりする、そんな時は息子が子供を叱るときもたびたびある。もしこのままテレワークが続いたらと思うとぞっとする。今でも息をひそめて生活しているのに、どうにかなってしまいそうだ。はっきり言って、テレワークは家族には幸せはもたらさないと思う。豪邸なら何ら問題ないだろうが、今の日本のどこにそんな家があるのだろうか。それに一番心配なのはストレスによる家庭内暴力が起きることだ。それにしても、息子が『満員電車に乗らなくていいので、いつまでも続けたい』と言っているがどうしたらいいのだ。

テレワークで家族は幸せは幻想か?

 新聞やテレビでは「テレワークで家族との時間が持てて幸せ」とか「痛勤時間から解放されて嬉しい」などのいいことばかりが報道されます。そんなことばかり聞かされていると「テレワークは理想の働き方なのだ」と錯覚してしまいそうになります。確かに通勤時間が無くなり、家で仕事をしても支障がないなら、時間の節約になって得した気分になれます。自分一人ならそれで問題ないのですが、家族がいるとなると話が違ってきます。自分だけ満足して幸せでも、家族が迷惑しているとしたら、それは本当の幸せではないのです。聞くところによると、家ではどうしても集中できない人は別に部屋を借りて仕事をしているとか、そういう気持ちよくわかる気がします。特に子供が休校で家に居たら、よほどの広さがない限りイライラしないではいられません。

通勤は時間の無駄!?

 以前、同僚が通勤時間についての興味深い話をしていました。彼は4時間のパート勤務をしている女性たちが話しているのを偶然聞いてしまったのです。その中のひとりが、「4時間の勤務なのに片道1時間もかけて通ってくるなんて馬鹿よね」と言い放ったそうなのです。そこにはいない別の女性のことを馬鹿?だと非難しているようです。明らかに「あなたがやっていることは時間の無駄なのですよ」と指摘しているのです。なぜなら自分たちは歩いて職場に来られるほど近いところに住んでいるからです。

 「正直言って、思わず笑っちゃったよ。そういう考え方もあるのかと思って」。彼はその時のことを思いだして、確かに通勤時間は無駄だという考えもあっていいのだという。なぜなら、現実には、もう満員電車には乗りたくないという人が大勢いるからです。その一方で、活動量が減って太ってきたことから、思えば通勤がちょっとした運動になっていたのだと気付く方もいます。いずれにしても、自分と家族が一番幸せになれる働き方を見つけるのがこれからの課題のようです。

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