人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

コロナでリスクに備える大切さを学ぶ

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リスク許容額を知って備える

 以前日経のマネーダイニングのコーナーに退職者の投資に関する記事が載っていました。退職一時金を投資に回したいが、失敗したらどうしようかと不安でならないという相談でした。この60歳の男性は老後のための貯蓄が万全のようですが、投資初心者なので専門家のアドバイスが欲しいようです。その疑問に対してのフィナンシャルプランナーの答えは、まず「リスク許容額を把握する」ことです。未経験者には長期運用で比較的リスクが少ない積立NISAを勧めていて、個人の資産状況によりリスク許容額は異なるそうです。具体的な金額の計算の仕方は、毎月の生活費がいくら減っても平気かを考えればいいそうです。それって、生活費に余裕があるからこそ考えられることではないのですか。まあ、それは置いといて、例えば、その金額が月8千円としたら年間で9万6千円で90歳まで生きるとしたら、30年分がリスク許容額だそうです。リスクに備えるという意味でも自分のリスク許容額を知っておくのが大事なのです。たとえ一時的に損失を被ったとしても、一喜一憂することなく平常心でいられるということです

 この記事の内容をごく普通の一般人に当てはめると、生活に余裕のない場合は減っていいお金などありません。ただある程度の預貯金があれば話は別です。井上はじめさんは著書『一億円を貯められた理由』の中で投資を始めた時点で2千万くらいの貯金はすでにあったと書いています。手取り22万円の会社員の井上さんは投資で100万円、ブログで儲けるための投資塾に50万円を使い果たしました。それでも心が折れることなく、次にチャレンジできたのは保険としての2千万円があったからです。もともと子供のころから、お年玉はすべて貯金にまわしたという筋金入りの貯金体質でした。井上さんを見習ってまずはお守りとしての資金を貯めてから投資を始めて見たらいいのです。

ウインブルドン中止でも保険で収益回収

 今年の6月29日から開催予定だったテニスのウインブルドン選手権は中止となりましたが、幸運にも保険に入っていたことがわかりました。だから主催者は収益の半分を保険で回収できるそうです。数年前にSARSのような感染症対策として保険に加入していたおかげで、年間2億円もの保険料を17年間支払ってきたと言います。一方日本の大会では、「保険会社に問い合わせたがいい返事はもらえていない」と保険適用はハードルが高いようです。ウインブルドンはあくまで例外だとの認識です。今のような状況を考えると、やはり保険をかけて非常時に備えたいと誰もが思います。保険会社は大変でしょうが、これからは何にでも保険をかけたくなる時代となりそうです。

 私の場合、最初ブログを始めたときは、自分の好きな旅行のことを書くつもりでした。それが、1年たった今では旅行に行けない、あるいは行けても楽しくないのが現実見を帯びてきました。SF小説を読んで感染症の脅威を知ってはいても、他人事で自分には起こりえないことでした。それが現実となったとき、初めて人の移動、人の密集無くして経済活動は成立しないのだと思い知らされました。

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