人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ROSTARとおもてなしカフェ

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▲新しく開店したカフェのパンフレット

突然の閉店いったい何が

 久しぶりにコーヒーショップROSTARの店の前を通ったら、いつも置いてあるはずのメニューの看板がなかったのです。それで階段の下の方に目をやると薄暗くてシャッターが閉まっています。ふとショーウインドウに目をやると、「閉店しました」の張り紙がしてありました。たしか、いつも大勢の人でにぎわっていた店なのにいったいどうしてなのか疑問だらけです。自家焙煎のコーヒーが100円が売りの店でした。私はカフェラテとあんこのクロワッサンが好きで500円で済むのでよく利用していました。夏はアイス抹茶オーレをよく買っていて、ここのは安くて美味しかったのです。

 この店に初めて行ったときは音楽がうるさくて戸惑いました。音楽がドンドコ鳴っているその中でみんな勉強をしているので、余計にびっくりしたのです。天井を見上げれば、照明器具がむき出しになっていてまるで倉庫のようです。しばらくすると音にも慣れてきて店の入り口のほうの席に座ると落ち着くことを発見しました。うるさい音楽が嫌なら入り口に座れば音はあまり聞こえないのですが、冬は寒く夏は暑いのを我慢しなければなりません。

 空腹なら塩サバレモンがさっぱりして美味しいし、野菜もいっぱい入っているので健康にもよかったのに。でもコーヒーの値段が改定されると、他のメニューまで値上げされてしまったのでもう気軽に立ち寄れなくなりました。それからは前を通ることはあっても階段を下りて店に入ることはありませんでした。隣が高級スーパーということもあってか、自分にはあまり縁がなかったので利用する機会もなかったのです。ただ、店舗が地下1Fだというのはやはり入りずらいのかもしれません。

 

f:id:mikonacolon:20200226153041j:plain▲キッズメニューもちゃんと用意されています。

カフェに子供が遊べるスペースが

 以前、子供を連れた姪とお茶を飲もうとしたらドトールが満員で席がなかったのです。仕方がないので向かいにある新しくできたカフェにでも行こうと思い、ベビーカーなので、先に席があるかどうかを確かめることにします。ちょうど奥に席が二つあったので幸運だったのですが、ここでちょっとした発見があったのです。店の外からではわからなかったのですが、小さな子を遊ばせるスペースが一番奥にあるのです。そこには絵本や小さな子向けのぬいぐるみがあって、カーテンで仕切られた小さな空間がありました。その中には気持ちよさそうなソファが置かれています。ただそれだけなのに、姪の2歳の子にとってはカーテンに隠れて遊ぶのが楽しくて仕方がないようです。ソファに寝っ転がって足だけカーテンから出して動かして遊んでいます。

子供と一緒にくつろげる場所を

 「もう帰ろう」と諭しても「まだ遊びたい」と言って聞き入れません。その時店の店主が現れて、「お子さんは何歳ですか」と話しかけてきました。この店長はおじさんではなくて”お兄さん”なのです。それもかなりのイケメンです、でも実際には頭はボサボサで(そういう髪型なのかもしれませんが)、鼻の下にはチャップリンのような口ひげを生やしているのです。それなのに話しかけられて、面と向かって”お兄さん”の顔を見たらその顔が美しいのです。綺麗な澄んだ目をしたイケメンです、ボサボサの頭と髭でカモフラージュしていてもわかるのです。

 そのお兄さんは自分自身も子供がいるのだけれど、子供と一緒にくつろげるカフェがないのを残念に思っていたそうなのです。だから子供がいても一緒にくつろげるカフェを作りたいという思いでカフェを始めました。「子供が遊べるスペースがあるって表の看板に書いといたほうがいいですよ」と提案すると、「あまりお客さんが来ても困るので必要ない」というのです。口コミで広がって人気が出るのをあまり好ましく思っていなくて、今のままでいいのだそうです。

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