人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

私たちの知らないロシア⑤

f:id:mikonacolon:20190513150519j:plain

 

タリンへのフェリーは欠航?

 

翌朝、ホテルを出でフェリー乗り場まで歩いて行く。海沿いに歩いて行けば、道が複雑ではないので、わかりやすく、すぐにチケット売り場に着く。

インターネットで買っておいたチケットを見せると、なぜか窓口の女性が「NO」と言ったので、びっくり仰天する。「フェリーは本当に出ないの?」と詰め寄ると、「いいえ、大丈夫です。」と笑って答える。

こちらは不安でいっぱいなのに彼女はいったい何を考えてるのだろう、「NO」の一言で人を地獄に突き落としておいて。

フェリーに乗るのが初めてだったので、飛行機のように1時間前にはチェックインしなければいけないのに忘れていて、冷や汗をかいてしまった。みんなが並ぶので自分も並んでいたら、「まだ、チェックインしていないから、早く窓口に行って来い」と言うので、慌てて走って間に合った。

 どうにかチェックインして乗船し、無事エストニアのタリンのフェリーターミナルに着くと、街の中心に向かって歩き出す。トラムの乗り場を見つけるために地図をたよりに歩く。

 

エストニアのタリンは活気がない首都?

 

ここの街タリンはエストニアの首都なのに、なぜか何もなくて、活気がなく寂しい。どう見ても日本の地方都市の雰囲気がする。唯一日本のショッピングセンターみたいなビルがあって、興味があったので入って見ると小さなスーパーがあった。街のスーパーはここだけしかないみたいだ。

それでも、食欲が抑えられなくて、なにか食べ物が買えるとワクワクする。でも物の値段を見ると、「田舎なのにずいぶん高いなあ」というのが正直な感想だ。ほとんど日本と変わらない価格で、すべてのものが売られていて日本より安いものを見つけるのが難しい。

 

運よくスーパーのすぐ前にトラムの乗り場を見つけて喜ぶ。トラムに5駅ほど乗ればバスターミナルに行ける。バスでラトビアのリーガに行くために、バスターミナルに一番近いホテルを予約しておいた。

このホステルのオーナーは、英語、ロシア語、エストニア語に堪能で、他の仕事もしているらしく、いつもホステルにいるわけではないので、駅から電話で連絡する必要がある。

そのホテルというのはいわゆる「ホステル」で、部屋に入ると2階建てベッドが4つあって、シャワーとトイレがついていた。「好きに使っていいよ。」と言われ、ひとり分の宿泊代で泊まっていいらしい。だが朝食は出ないので、「その辺のカフェで食べて。」と言われたが、実際には近くには食べられる店はなかった。朝早くはやっていないらしい。

というより、周りに店がほとんどなくて、あるのはショーウインドーに「ウエディングドレス」が飾られている洋品店と、あまり客がいないピザ屋だけのようだ。

 

ちょうど朝から歩きっぱなしでもう足が限界になっていて、見るとひどく腫れていたので、シャワーを浴びながら両手でマッサージをしたら、治ってきた。タリンの街は地図で見ても、何度見ても迷路でしかなくてすごく疲れた。

 

mikonacolon