人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

私たちの知らないロシア⑯

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サンクトペテルブルグでロシアの花嫁に会う!

 

ロシアでだけ見られて、ヨーロッパでは決して見られない光景、それはロシアの花嫁さんが見られることではないでしょうか。ロシアでは結婚式のときに、新郎新婦が家族、親せきと一緒にリムジンで観光名所を巡って回る習慣があります。あちこちの観光名所で記念写真をとるので、運が良ければ、わたしたち観光客にもロシアの花嫁さんを見る機会が訪れます。

わたしが初めてロシアの花嫁を見たのは、サンクトペテルブルグで泊まっていたホテルの裏の道を通って、モイカ川沿いを歩き、エルミタージュ美術館に行こうとしていた時です。グリボエードフ運河に差しかかったとき、ちょうど観光バスが止まっていて、日本人が見えました。「日本の観光客なんだ。」と思ってふと前方を見ると、そこには、外国映画にでてくるようなかわいい花嫁さんがいたのです。お世辞抜きで、本当に美しい花嫁さんなのです。実際ロシアに行くとわかるのですが、ロシアは美人の宝庫です。地下鉄に乗って回りを見渡せば、女優やモデルにしたいような美人がうようよ居るのです。

日本人観光客を乗せたバスは、すぐ近くにある純ロシア風教会の「血の上の教会」に連れて行こうとしていたんです。ロシア特有の”ねぎ坊主”をいくつも持つ教会で、周辺はいつも観光客でにぎわっています。いままでロシアの花嫁を何度も見ましたが、不思議なことに私はここの場所でしかロシアの花嫁を見たことがないのです。

雪の中でロシアの花嫁に遭遇!

あれは3月初めの雪深いときで、みんなブーツをはいて、足元の悪い中歩いていました。ロシアではみんなもっと毛皮とか着て、ブーツももっと実用的なのを履いているのかと思ったら、大間違いでした。ブーツもおしゃれでヒールがあるカッコいいのを履いているのに、ころんでいる人は誰もいないのです。みんなそれだけ雪に慣れているんですね。

事実、靴屋さんで、靴底がぺったんこの実用的なブーツを捜そうとしたら、予想以上に大変でやっと一足見つかりました。ここの女の人は片時も「女を忘れない人たち」だと聞いたことがありますが、やっぱりおしゃれを忘れて生きてはいません。そんな雪の中で、地の上の教会付近で、まさかのロシアの花嫁さんに遭遇したのです。白いベールをかぶり、白いドレスを着た花嫁がさっそうと立っていたんです。たとえ、雪であっても長年の習慣は変えることはないのですね、人生の記念日で重要なメインイベントですものね。

 

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