タリンのタクシーはベンツ!
翌日、タリンのバスターミナルからラトビアのリーガにバスで移動することにする。ホテルからあるいてすぐのところにバスターミナルはあるのだが、飲み物や食べ物を買うための店がまったくないので困った。
タリンを12時発でラトビアのリーガに午後5時に着く予定なので、時間の余裕があるので、トラムで街のスーパーに朝食を買いに行くことにする。スーパーが開くのが10時なので、早めに行って待つことにする、朝からなにも食べていないので。
トラムを待っている間に気づいたのだが、この街を走っているタクシーはみんなメルセデスベンツなのだ。そして、他の車もすべてかっこよくて、日本でいう高級車なのだった。この街は特になにもない街なのに、日本でいう地方都市なのに、それなのにお金持ちが多いのだろうか?
この街の人については、申し分なく親切だと思う。タリンについてすぐ、トラム乗り場が分からないし、乗り方もわからなくて、とても心細かった。バスターミナルの近くに予約したホテルに自力で行くことも難しいのではとおもった。そんなとき、ある女の人が切符を買ってくれて、一緒に来てくれてありがたかった。
うっそうとした並木林を通り抜けてバスはひた走り、ラトビアのリーガのバスターミナルに到着した。このちかくの「サウリーテ」というホテルを予約してあったので、ビザを待つ間、ここに3泊することにする。
ビザを申請する旅行社もこのホテルに近いので、朝いちばんに事務所に行けば、次の日の夕方にはビザを受け取れるはずだ。
それから、もう一つしなければならない大事なことがある。それはロシアの列車の切符を買うことだ。基本的に座席指定なので、早く買っておかないと売切れてしまうから。
日本でインターネットで買っておけばいいのだが、当時はロシアの切符はロシア国鉄のサイトでは買えなかったのだ。他のヨーロッパの国々のサイトでは簡単に買えたのに。オーストラリア国鉄なんかは安い手数料(わずか3.5ユーロ)で自宅まで国際書留で送ってくれたのだ。
現在ではロシアに代行してくれる旅行社があって、そこの会社のサイトから簡単に買うことができて便利になった。安い手数料でじぶんの好きな席をリクエストすることができるのがうれしい。
ラトビア国鉄の窓口では、すぐにはこちらの意図を理解してもらえなかったけど、諦めないで頼んでみたら、なんとか切符が買えた!でも自分の後ろには長蛇の列ができていて、その方たちには迷惑をかけて申し訳なかった。
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