人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

私たちの知らないロシア㉑

 

 

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24時間スーパーがあるロシア

 

ヨーロッパと違って、ロシアには24時間スーパーがあって、日本のコンビニと同様に旅行者にとってはありがたい存在です。サンクトペテルブルグの地下鉄1号線のバルチースカヤ駅からすぐの、メガスーパー「Denta」(ジェンタ)はその立地から言っても大変便利なスーパーです。地下鉄駅のすぐ横には国鉄駅バルチースキー・ヴァグザールがあって、ピョートル大帝の夏の宮殿ペテルゴーフ方面の列車が発着しています。

このスーパーを見つけたのは本当に偶然で、ガイドブックにも記載がありません。まだその頃はエストニアのタリンからバスで8時間かけて、サンクトペテルブルグに来ていたんです。そのバスが発着するバスターミナルが、バルチースカヤの地下鉄駅の近くにあったんです。

タリンへ帰るバスを待っていた時、ぼ~っとしていると、なにやら人が次々と花柄のビニール袋を提げてこちらのほうへやってくるのが見えたんです。それで、まだバスの時間まで余裕があったので、人が来るほうに行って見ることにしたんです。2~3分歩くと、広い駐車場があってその先には大型のスーパーマーケットがありました。店からは大きな手提げ袋を抱えた人たちが続々と出てきます。

 

お茶が美味しいロシアのファーストフード店

 

スーパーの中は、想像以上に広くて食料品から衣類はもちろん、靴、園芸用品、布団などの家庭用品も売っています。またクリーニング店やファーストフード店もあって、買い物のあとお茶を飲んで休憩することができます。現在は別の店なのですが、ファーストフード店はその頃は、チャイナ・ローシカというブリヌイ(ロシアのクレープ)で有名な店が入っていました。チャイナ・ローシカと言うのは、ティースプーンの意味で、サンクトペテルブルグのあちこちにチェーン店があって、気軽に入れます。

ロシアのお茶(チャイ)も美味しくて、店頭で自分の好きなようにお茶の葉を選んで飲めたんです。まだその頃は、店頭にお茶の葉がずら~っと並んでいて、お客さんはまず、黒いお茶(紅茶のこと)か、緑のお茶かどちらかに決めて、あとは好きな茶葉を選ぶのです。つまり、ひとりひとりブレンドしてくれていたのです。そのとき飲んだお茶はフルーツの香りがして、とても美味しかった記憶があります。ブリヌイも食事用のイクラやサーモンの入ったものや、カスタードやクリームなどの甘いデザートなどがあってロシア特有の味が楽しめます。

現在では、と言っても3年前ですが、ハンバーグやステーキと言った肉系の料理を出す庶民的なレストランに変わっていて、大変リーズナブルに食事ができます。以前あったチャイナ・ローシカは、どちらかと言うとカフェでしたから、こちらは食事ができるので結構人気があるようです。

 

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