大好きなパリで美術館巡りを楽しんだ後、モンパルナス駅からTGVに乗ります。
4時間もすれば、アンダイエというスペイン国境に近い街に着きます。
そこから私鉄のバスク鉄道 EUSKO TRENに乗ってアマラという駅で降ります。
アマラというのはサン・セバスチャンにあるバスク鉄道の駅名です。
サン・セバスチャンは国際映画祭で有名で、その時期になるとセレブが世界中から集まり華やかになります。
映画祭の会場となる建物です。
対岸にある高級ホテル マリークリスティーナです。
私にとってはここサン・セバスチャンは、何もかも高いパリを離れてほっとできる場所でした。
なんといってもおいしいピンチョスがあって、種類も多く値段も安いのです。
バルセロナやマドリッドでは「タパス」ですが、ここでは「ピンチョス」といいます。
港町だから特にもタラがおいしいですし、サーモン、エビなどの海の幸もあります。
ここがバル街への入り口なのですが、最近は開いてる店が少なくて淋しい限りです。
去年の10月に行ったときはたった1軒しか開いていませんでした。
ここにも不況の風が吹いているようです。
サーモンクリームチーズ、ツナの赤ピーマン添え、コロッケ。
この赤ピーマンは柔らかくて最高においしいですよ、中にはマヨネーズであえたツナサラダがいっぱい入っているんです。
タラのフライと青しし唐と何かの魚?
タラは柔らかくて他の場所で食べたものとは違います。
隠せない不況の影
いつも泊まっていたアパートメントホテルがあったのですが、そこも今は普通の狭い部屋しか用意されていません。
水族館もあるのですが、今はガイドブックにも載っていません。
この地に住んでいる人たちは、いつも夕方になると海を見に出てくるみたいです。
海辺のベンチに座ってみんな静かに海を眺めています、おしゃべりに夢中になるわけでもなく。
裕福といわれる人たちが住んでいるサン・セバスチャンですが、街を歩いていて彼らを見かけることはまずありません。
この街にはどこにでもあるような「スーパー」と呼ばれるものはありません。
市場だって、中に入って見ると、店はやっていないのが現状です。
これからまた癒しの場所を探さなくては!
mikonacolon