人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

これからを生きる覚悟と幻のマスク

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友達が悲鳴を上げる

 昨日ブログに書いた友達からまたメールが来ました。「開店してすぐに行ったのに肉が2パックしか残っていなかったの。こんなことがいつまで続くのかしら!?」いつも新聞の折り込みチラシを見て肉を買っているスーパーに行ったら、開店して間もないのに、なぜか品物がない!店内を見渡して見ると、お客さんはわずかなのになぜ品物がないのかわからない。これでは誰だって、「もしかしたら食料危機かも」と不安になるのも無理はありません。やはり、『土日の外出自粛』が追い打ちをかけて不安をあおっているとしか考えられません。さらに近所のスーパーに行っては見たものの、「普段は山のようにあったバナナが消えちゃったのよ。パン類やピザの棚もスッカラカンなの」と嘆きが止まりません。「生きるのに最低限必要な卵まで無くなりかけてるのよ」。

今はサバイバルの時

 こんな状況のなかで、彼女が思ったのは「今はサバイバルの時期」に違いないのだということです。不足するものがあっても、「なんでこんな思いをしなければならないのか?」とイライラせずにやり過ごすしかない。今手元にあるもので満足することに慣れる必要がある。あるのが当たり前だと思っていたものが突然消える、そんな世の中は確かに不安かもしれないが備えることはできる。それもお金ではなくて「何があっても動じない心」を身に就けておくことだと思う。そうすれば、不平不満ばかり言って不機嫌になることもないのだと。

 ある本によると同じ状況の中にあっても、不思議なことに、満足している人と不平不満ばかり言っている人がいるのだそうです。収入でも同じことが言えて、よく聞いてみると満足している人はそれなりの工夫をしていることが分かっています。それも不平不満ばかりの人からすると予想もできないことをやっているとか。あるいは、どんな状況でも楽しみを見つけるのが得意な人ほど人生において幸福感が高い傾向にあるのです。

 昔読んだエレナ・ポーターの「少女パレアナ」に出てくる「よかった遊び」は幸せ捜しです。パレアナは孤児の少女でいつも「小さな良かった」を見つけるのを習慣にしています。凡人では到底見つけられない状況であっても見つけてしまう天才なのです。そのおかげでパレアナはいつも笑顔なのですが、人の死に関しては「よかった」がどうしても見つからず泣いてしまうのです。

マスクを手作りするしかない?

 昨日の夕刊の記事で岸本葉子さんがマスクを手作りしようと、大型手芸店にいった話を書いていました。皆さんマスクに困っている様子でマスクの材料のガーゼと耳にかける白い紐を買っていかれるようです。岸本さんも一度はレジに並んだのですが、「自分は果たして手作りするだろうか?」と自問自答してみたそうです。その結果、「やりそうもない」と悟って買うのを辞めて帰ってきました。家にあるマスクを洗って使えばいいやと開き直ったのだそうです。考えてみれば、昔は使い捨てマスクなんてなかったのですから。

 マスクと言えば、「しまった、あの時買っておけばよかった」と悔やんでいることがあります。マスク不足が問題になったのは2月の末でしたが、その少し前に「今ならマスク2箱まで買えますよ」というチラシが新聞に入っていたんです。うちは朝日新聞も取っているのですが、その販売店からの親切な申し出でした。ファックスで申し込んだらすぐに届けてもらえたのですが、先を見通す目がない私は気にも留めず無視してしまいました。その時はコロナは対岸の火事だったのです。まさかこんな大変なことになるとは思いもよりませんでした。いずれにしても、後悔先に立たたずです。

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