人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

私が見たストックホルム 続編その1

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北欧のバカンスは厳しい?

以前、ストックホルムにはウイーンのようなカフェ文化は存在しないと書きました。外食する習慣がないらしく、夏のバカンスもまた彼ら流の過ごし方をするようです。同じ北欧のお隣の国フィンランドにお嫁に行った方の話によると、もともと日本人だからか、あちらにいるとものすごくスラストレーションが溜まるときがあるそうです。日本にいるときのようにバーゲンセールに行けないとか、なにかしら発散できるような娯楽がないとかの理由のようですが、それって一番大事なことです。

その方の家の夏の過ごし方は毎年田舎にあるコテージに家族で行くそうです。そこでバーベキューをしたり、湖で泳いだりしてのんびりと過ごします。なんだかとても北欧らしくて羨ましいと思っていたら、コテージには水道がないそうなのです、ありえない話です。だから毎日水汲みに行かなければならないそうなのです、誰でもない自分がです。つまりそこにいる間は1日3食作らなければならないのです。日本人だったら誰もそんなところへは行かないでしょう。それじゃ、バカンスというより修業になってしまいます。自分が忙しく働いている間、夫と子供はいったい何をしているかというと、彼らは思う存分に自然を満喫しています。でも彼女の本音はできればコテージには行きたくないのです。行ったとしても早く帰りたいと思うのは無理もないでしょう。でも考えてみると、お金をあまりかけずに何日も過ごすのであれば彼らのやり方が最適かもしれません。まさに北欧のバカンスは自然を味わい尽くすのですね。

そして、1年に一度日本に帰って来て、都市の雑踏に紛れ込むと本当にほっとするのだそうです。向こうでは目にすることはない物にあふれた世界だから、それに慣れてしまっているからこそ安心できるのかもしれません。

有名ファームで見たものは

ストックホルムでも有名なファーム(農場)にあるベーカリーカフェやオーガニックレストランに行けるのをどんなに楽しみにしていたことか、実際にそこに行くまでは。中が公園のようになっていて、実際に作物を作っている畑やベーカリー、温室のようになっているレストランがあります。ファーム(農場)に行く途中で突然現れたシカに驚きつつも、あまりにも緑豊かなので首都ストックホルムにいるのを忘れてしまいそうになります。雑誌の写真で見たシナモンロールはとても美味しそうだったのに、実際のパンは正直言って「ふつう」だったのです。オーガニックレストランのランチもお値段以上の味ではありませんでした。それでも何事も経験なのでこのファームに行けてよかったです。何よりもストックホルムは緑豊かな自然が素晴らしく、散歩しているだけでも癒されてしまう街だと思います。

 

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