人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

不思議な夢を見た

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眠れない夜に見る夢はろくなことがない

 久しぶりに夢を見た。その夢の中で追い詰められて、万事休すと思ったら目が覚めた。その瞬間、何であんなに辛い思いをしていたのか、さっぱり思い出せない。たしか何か仕事で普通にできて当たり前のことができないで、周りの人から責められている夢だった。まさか、そんなはずがないとやってみるのだが、信じられないことにできない。「そんなこともできないなんて、よく会社に居られるわね」と先輩が私を容赦なく非難する。後輩に至っては遠慮がちに軽蔑の目を私に向けているのがわかる。でもどうしても具体的に何ができなくて、最低の人間と思われているのか思い出せない。

 夢の中では自己嫌悪になり、絶望感でいっぱいになって「こんなことなら消えてしまいたい」と本気で思ったら、運よく目が覚めて私は救われた。不思議なことに、嫌な夢だったなあという強いダメージはない。反対に気分はすっきりして、過去の失敗に怯えることもない。過ぎ去ったことにこだわって、なんだかんだと思い煩っても埒が明かない。時は流れ、季節は移り変わって、今日という日は常に更新されて新しい日になっている。だから自分もそれに合わせて、新しい自分になるべきなのだ。

 若い頃仕事の人間関係で悩んでいた頃、街中で誰かがこんなことを言うのを聞いた。「基本、他人の言うことなんて、すべてゴミで、気にすることなんかないんだよ」。その発言の主は若い男性で、要するに「自分の事など何もわかっちゃいない奴らの言うことなんかに惑わされるな」という忠告なのだ。彼の言い方は極端すぎるが、いいところをついている。考えてみれば、他人なんて好き勝手に言いたい放題言うだけで、自分の事を想う親切心から言ってくれる人なんて皆無である。だから、他人の舌先三寸の言葉なんかで動揺するなと言いたいのだろう。また彼の発言の中にはもっと自分に自信を持って生きていいんだというメッセージも含まれていたと思う。

 他人に何か気に障ることを言われたら、「またあのカボチャが、じゃがいもが、何か好き勝手なことを言っているなあ」とでも思って、気にすることないのだ。正直言って、あの男性の言葉を耳にした瞬間は目から鱗だった。私は他人に言われたことを真剣にその通りに受けとって、素直に悩む大バカ者?だったのだ。つまり、私はすぐに反省する人間で、「何言ってるのよ」などという反発心などなかった。言われる原因は自分にあるとしか思えず、仕方ないかと諦めていた。だから常にウジウジと悩んで暗い毎日を送っていた。そんなときあの言葉に出会って、なんだか明るい虹を見た気がした。あの若い男性の考え方に私は強烈なパンチを食らって、目を覚まさせられた。「そんなふうな考えもあるのか、いいや、そう考えてもいいんだ」とものすごく新鮮に感じた。

 どうしてあんな夢を見たのだろうか。昨日は都心の方に行く用事があって、久々に2,3時間ほど歩き回った。あの地域に行くのは約2年ぶりだった。2年という時間は短いようで、何かが変化するのは十分のようだ。いつも通り過ぎる2階建ての小さな家は車庫に置かれていた車もなく、雨戸は締め切りになって、あの頃と様子が違っていた。まるで人が住んでいる気配がしない。古いアパートはいつの間にかおしゃれなマンションに生まれ変わっていた。でも変わらないものもたくさんあって、なんだか懐かしさの方が先に立ってしまう。

 昨晩は昼間長時間歩いて疲れているはずなのに、9時になっても不思議と眠くならなかった。それをいいことに10時過ぎまで起きていて、でもさすがにまずいと思って布団に入った。でも眠れない、すると新年早々に転倒したことを思い出した。今になってお尻が痛みだし、普段は気にしないでいるのに、こんな時よりによって気になりだした。するとたちまち不安に襲われた。もしかしたら、この痛みはずうっと続いて消えないのではないか、などとろくでもないことが次々と頭の中を駆け巡った。恐らくそんな私の心の動揺が作用して、後になって「あれはいったい何だったのだろう」と思う夢を見たのに違いない。

mikonacolon