人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

夏用にアイスを買いました

今週のお題「夏物出し」

夏と言えば、アイスでしょう、と早々と準備

 夏物はまだ出していなくても、夏の食べ物だけはしっかりと準備している。それはアイスで、アイスと言っても何でもいいわけではなくて、去年の夏一目ぼれした”アイスまんじゅうのずんだもち”だ。このアイスを見つけたのは近所にあるスーパーのアイスの棚で、それまで生きてきた中で見たこともない新種だった。新しもの好きで、常に何か面白いものがないか探している私はそのアイスのパッケージにくぎ付けになった。ふ~ん、ずんだ餅とアイスがドッキングした食べものらしい。実をいうと、私は山形のずんだ餅が大好きで、スーパーの物産展の東北フェアでそれを見つけると必ず買っていた。

 だが、果たしてあのずんだ餅はアイスと合うのだろうか。そう思ったら疑問がムクムク湧いてきて、自分で食べて見て、このコラボは成功なのか、あるいは失敗なのか見極める必要があった。値段を見ると、ひとつ158円で、買って”なあ~んだ”と嘆いたとしてもまあ許せる。それまで新しい物に手を出して散々痛い目?にあってきたが、今回はどうなのだろうか。あまり期待しすぎるとショックが大きいので、あくまでも試しに買ってみた。ところが、食べて見ると、アイスとずんだ餅は凄く合う!ことが分かった。それどころかずんだアイスクリームが凄く美味しい。色は黄緑色で、一見、もしかしてこれ抹茶?とも思えるのだが、味は”ずんだ”以外の何ものでもない。

 パッケージを開けると、ステックが付いたプリンのような形状のアイスが中に入っている。アイスは黄緑色で、かぶりついて食べ始めると、中から白い餅とずんだ餡が現れた。外側のずんだアイスクリームは甘さ控えめで私好みの味だった。もっと食べたいのが本音だが、次はずんだ餅を味合うことにする。ねっとりして、甘ったるいずんだ餅の味が口の中いっぱいに広がる。ずんだの豆のつぶつぶ感がすごくいい。さっぱりしたずんだアイスクリームを味わった後で、ずんだ餅を食べる、そんな感覚だ。このアイスを買えば、二つの味が同時に楽しめるので、ずんだ餅に目がない人なら絶対お勧めのアイスと言える。

 残念なことに、近所のスーパーには今年はまだこのずんだ餅アイスは売られていない。いや、まだではなくて、もう入ってはこないのかもしれない。去年も他のスーパーを捜してみたが、どこにもなかったからだ。何とかならないものなのか、去年買った時のパッケージを取って置いたので、ネットで検索してみた。「福岡県の丸永製菓アイスまんじゅう、ずんだ」と入力する。すると、思ってもみなかったことなのだが、通販で買えることがわかった。数量が20個!?と少し多すぎるのが気になったし、値段も四千七百円と高めだ。でも、考えてみるとクール便なのだから妥当な値段である。

 まずは田舎でひとり暮らしをしている義姉にアイスを送った。去年メールで「美味しいアイスがあるからぜひ買ってみて!」と教えてあげたのに、あちらではどこのスーパーにも売っていない。しばらくして、「やっと見つけたよ、美味しいよね、これ」と連絡が来たので喜んでいた。だが、お盆に行ってみたら、それはカップに入っているアイスで、まるっきり別物でがっかりした。だからこそ、本物を送りたかったのだ。義姉によると、アイスまんじゅうのずんだはあちらの地域では販売されていないらしい。どうしてそれがわかったのと尋ねると、わざわざ会社に電話して聞いたと言うので仰天した。

 もちろん自分でも注文して冷凍庫に確保した。ネットで利用したのはヤフーショッピングで、ちょうどポイントが貯まっていたのでお得に買うことができた。だが、本音を言えば、20個も一度に買ってしまうと、なんだか有難みがなくなるような気がする。それって、我儘なのだろうか、それとも人として当たり前の気持ちなのだろうか。

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