人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

コロナ禍で夏休みの旅行はどうなる

今週のお題「遠くへ行きたい」

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▲モロッコの青の街シャウエンの街角で

旅行に行きたいけど心中は複雑

 あるテレビ局が「外出自粛が解除されたら何をしたいか」というアンケートを行ったところ、興味深い結果が出ました。ディズニーランドなどの遊園地とか映画館に行きたいという方も多かったのですが、1位は旅行でした。ある日突然行動の自由を奪われたからこそ、どこかへ行きたいという思いが強くなるのでしょう。普段は旅行なんてどっちでもいいと思っている方も、きっと開放されたい、気分転換してモヤモヤを吹き飛ばしたいと思っておられるはずです。そして、新聞のアンケートの「今年の夏休みは旅行に行きたいですか」という質問には33%の人が「行きたい」と答えました。

 ですが実際行動に移すかどうかは別問題で心中は複雑のようです。まだコロナが終息したわけではないからで、お客さんを迎える側の観光地でも思いは同じのようです。川柳の投稿欄にも「来すぎないようにして来てね」などという、まさに今の状況にピッタリの表現が使われていました。正直いって思わず笑ってしまいましたが、すぐに視線が鋭いなあと感心しました。7月8月は本来は稼ぎ時なのでお客さんが来てくれないと経営が成り立たない。だからお客さんには来て欲しいが、そんなに大勢来られても困る?からほどほどに来て欲しいのです。やっぱり感染が心配だし、もしかしたらと想像すると怖いのです。本当のところは「おっかなびっくり」なのです。

お盆の新幹線の予約状況が興味深い

 6月19日からは県をまたぐ移動ができるそうなので、そうなったら人はどう行動するのか実に興味深いです。この2か月間で身についた「三密を避ける」習慣から言えば、まだまだ早いとしか思えません。いくら感染者が少なくなったとはいえウイルスは目に見えないのでどこに潜んでいるのかわかりません。先に書いた新聞社のアンケートでも旅行したいと答えた人の移動手段は車でした。つまり多くの人が新幹線や電車などの公共交通機関を避けた方がより安全だと考えていることが分かります。車なら目的地までは不特定多数の人との接触を避けることができるからです。でもみんなが同じ考えをすると、各地へ向かう道路は混雑し、いつものように渋滞する恐れがあるのではと考えてしまいます。

 私自身は6月に田舎の親戚の家の法事があるのですが、県をまたがなくては行けないのでパスする予定です。それと夏休みもどこへも行く予定はなくて家でおとなしくしているつもりです。私の友人は岩手県の出身でいつもならお盆は実家に帰るのですが、今年は行かないと決めたそうです。岩手と言えばコロナの感染者がゼロということで全国にその名が知れ渡りました。意外なことで注目を集め、普段はテレビになど出ることもなかった岩手県知事をニュースで見かけるようになりました。感染者ゼロだからこそ、友人は行かないほうがいいのではと思ったようです。それにコロナが流行り出した3月下旬に叔父さんが亡くなったので帰省したばかりでした。感染者ゼロということは誰も行かない、つまり誰も来ない人気がない県という言う意味ではと友人は嘆いています。でも、それはある意味スゴイことだと思うのは私だけでしょうか。

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