人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

街はまるでコロナ以前に戻ったかと錯覚

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人々の意識はコロナ以前に戻りつつある?

昨日久しぶりに隣の街に行ってみました。街がどう変わったのか見てみたかったからです。そうしたら、コロナが流行る前と何ら変わらないくらいの人で賑わっていたので違和感を感じてしまったのです。「みんな、どうしちゃったの?社会的距離を取るのを忘れてるよ!」。そう感じたのは私だけではないはずです。緊張の糸が切れたかのような、明らかに解放感でいっぱいの様子を見たら、一瞬複雑な気持ちに襲われました。「まだまだ警戒が必要なのですよ」と注意を呼び掛けられても、人々の行動を変えるまでには至っていません。「これくらいなら、いいのでは」と思うのが人間なので、はっきりと「どういう場合に感染するのか」具体的に示して欲しいのです。そうすれば、行動範囲をある程度は広げられるので、ストレスも軽減されると思うのです。むやみやたらと人との接触を避けていては、この先やっていけないと思うからです。

三密のカフェは経営は大丈夫?

 誰でもその名前を知っている大型コーヒーチェーンの前を通りかかると、灯りがついていて中で何やら作業をしていました。どうやら明日からの営業に備えて準備をしているようです。ふと客席に目をやると、明らかにテーブルとイスが以前の半分ほどに減らしてあります。この店のようなカフェはどこでもめいっぱい客を詰め込んで営業していました。まさに三密以外のなにものでもありません。しかし、どう見てもまだ座席と座席の間が近すぎて、最低の距離とされる1.5mも離れていないのです。ここで飲食するには少し勇気がいることが分かります。となるとカウンター席などは4人が定員なら2人くらいしか座れません。こうなるとカフェはもう勉強したり、パソコンで仕事したりして長居する場所ではなくなります。なぜなら店の経営にも大きく影響するからです。コロナのせいでカフェの存在する意味も変わらざるを得ないようです。

 さて欧州では規制が緩和されて観光地も再開されましたが、現地の経営者たちの反応は複雑です。フランスの世界遺産モンサンミッシェルの名物は昔からオムレツと決まっています。当時フランスに1か月近くいたのに、残念ながら私はまだ訪れていないのです。その訳は一緒に旅した卵アレルギーの友達を気遣ってのことでした。現地でレストランを経営する男性は『再開は損失覚悟になる』と、まだ再開する気になれないと嘆いています。200席ある店内で十分距離をとったとしたら、45席が限界になるからで採算が取れないからです。これからバカンスシーズンを迎える欧州でも、感染防止策はまだ手さぐりの状態のようです。

映画館がついに再開!

 2月から閉まっていた映画館が嬉しいことに3か月ぶりに再開されるようです。かつては、「もしかしたら、潰れちゃうんじゃない!?」なんて心無い陰口もたたかれていました。なにげなく映画館の前を通り過ぎようとしたら、ウインドウが開いていて何人かの人が立ち止まっていたのです。何かなあ?と気になって見てみると、感染防止策の徹底と座席に関するお知らせでした。座席については人と人との距離を保つために、利用できる席はどうしても以前の半分以下になりました。これが、いわゆるコロナと共存していく上での新常識となるのですね、もちろん飲食禁止なのは言うまでもありません。いずれにしろ、映画好きにとっては待ちに待った朗報です。

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