人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

交通事故の現実 続編

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タクシー会社が相手の事故は最悪!

 

前回の続編で、友人のご主人の交通事故の話です。警察ではなくて、病院から電話がかかってきたのはその晩の10時頃でした。電話に出たら、いきなり「ご主人が事故にあって、タクシーのフロントガラスがメチャクチャに壊れちゃって大変なんだよね」と病院の先生が残念そうに言うんです。そんなことなら、夫はもう生きてはいないのでは、と友人がふと思ったら、最後に「旦那さんは大丈夫なんだけどね」と言われたのでひと安心しました。

事故は夜はほとんど車が通らない見通しのいい道路で起こりました。横断歩道がすぐ近くにあるのに渡らず、斜め横断していたご主人をタクシーがひきました。車も人もあまり通らない道路で、後ろばかりに注意を払いすぎたタクシー運転手が、前方を見ずにいたため起こった事故です。運転手は高齢ドライバーで、自分が後ろに気を取られて前方を見ていなかったことを認めていました。

法律としては、歩行者が横断歩道を渡っていて車にひかれたなら、全面的に車がわるいことになるそうです。しかし、横断歩道を渡っていない場合は責任は3:7で歩行者の方に非があることになるそうです。どう見ても法律が車優位になってきている気がします。そして、轢いたほうがタクシーとなると、これがまた理不尽なことになるそうで、ケガをしても治療費が払ってもらえなかったり、入院しても費用が自腹になったりするのが普通だそうです。

友人のご主人の場合は、運がいいほうで、タクシー会社の社長さんが全額払いますからと約束してくれて保障を受けられたのです。タクシー会社は保険会社にすべて事故対応うを任せているためか、轢いた運転手さんの直接のお見舞いはありませんでした。結局、「帰っても大丈夫」といわれたご主人は、大事を取って2日間入院しました。

 

痛くても動くことが大切

 

事故にあって身体のどこかが痛かったら、普通は安静にしたほうがいいのでは思います。でもそうすると、筋肉が固まってしまって元に戻らなくなってしまうのです。だから、ちょっと辛いですが、とにかく痛くても動くことが大切なのだそうです。友人のご主人も病院から帰ってから1週間は、身体をうごかすように努力し、外にも散歩に出かけたそうです。仕事人間である彼は真昼間に外を歩いたこともないので、やたら後ろめたい気分になったと話していました。「犬でも連れていれば、なんとか様になったかも」と言い、「足を引きずったおじさんがウロウロしていたら、周りの人から見たらまさに変質者でしかない」と笑っていました。

事故で入院した病院は混んでいるので遠慮してくれるように言われたので、近くの整形外科に毎日リハビリに通うことになりました。治療はベルトで腰を固定し吊り上げるということをするだけです。そんなことでよくなるのかと疑問ですが、従うしかなかったようです。事故から1週間も過ぎたころ、彼はまだ歩くのもやっとなのに、会社に通い始めたのです。階段とかが大変だったようですが、「じっとしていても、仕方がないので」とリハビリだと思って一生懸命だったようです。

整形外科の領収書はすべて保険会社に送っていましたが、ある日保険会社から電話がありました。もうすぐ6か月になるので、そろそろこれで保障を終わりにしたいと言ってきたのです。その頃には、彼の太ももにあったどす黒い血の塊は下に落ちていき、だいぶきれいな足になったそうです。外見上はきれいな足になったのですが、痛みはなかなか消えてはくれなかったようです。

 

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