人生は旅

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ユニクロで買った靴下

今週のお題「お気に入りの靴下」

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モスクワのユニクロで買った靴下が気に入って

 今朝のラジオの天気予報によると、北海道では雪が33㎝も積もっているそうです。だんだんと空気が張り詰めてきて、冬らしくなってきました。今朝の散歩にはユニクロのフリースのフルジップジャケットを着て行きました。少し下半身がスースーしますが、まだ震えるほどではありません。道行く人を眺めていたら、皆さんまだ短いジャンバーやコートを着ていました。12月に入ったら、吐く息が白くなる本格的な冬になるのでしょうか。季節が急激に変わるので、こちらもそれなりに覚悟がいります。「冬の寒さに負けないぞ」と気合を入れるのです。

 普段からユニクロの製品にはお世話になっていて、それは最寄りの駅ビルに店が入っているのでいつでも気軽に行けるからでした。今はまだ着てはいないのですが、フリースのタートルネックは冬の必需品で、下に防寒下着を着るだけで暖かく過ごせます。何枚も重ね着する必要がないので気に入っています。今ちょうど着ているネルシャツもユニクロのものでこれは古着屋で偶然見つけたものです。ウルトラライトダウンのベストも買って、家事をするときなどに来て重宝しています。でもユニクロで靴下を買うという発想は私にはなかったのです。たぶん、売り場の目立つ場所になかったのと、おめあての商品だけにしか関心がなかったからなのでしょう。

 ところが、その後私はユニクロで靴下を買うことになるのです。それも旅先のモスクワのユニクロの店舗でした。あれは日本は10月下旬で、まだシャツ1枚で過ごせるような陽気でした。それで、ロシアに行くというのにジャケットしか持って行きませんでした。現地の気温とかも調べてから行ったのだと思うのですが、このところの地球温暖化で大丈夫だと思ったのもかも知れません。あるいは荷物になるから必要なら向こうで買えばいいと判断したのか。結果的に大した準備もせずにモスクワに行きました。ホテルは昔からしたら夢のようなクレムリンの近くにあるホテルでした。地下鉄から外に出て、ホテルへ向かおうとしたら仰天しました。冷たい風が頬を突きさし、ピュ~ッと身体の中に吹き込んできたのです。堪らずに身体を丸くし、ホテルにチェックインしたらすぐに買い物に行かなきゃと思いました。

 身も凍るような寒さを何とかするために、防寒着を買おうと向かったのは15分ほどで着く地下鉄の駅でした。ロシアは日本のように買い物ができる地下街というものはありません。日本なら地下鉄に乗るまでの地下道に様々な店が並んでいるのですが、ロシアではただひたすら壁が続くだけです。だから人々はまるで機械かなにかのように黙って前を向いてよそ見などしないのです。そんな殺風景な場所がパアット明るくなる時もあります。それはモスクワ音楽院の生徒さんが音楽を演奏していたり、有志の人がバイオリンを奏でたりしている場面に遭遇する時です。

 駅ビルのショッピングモールもないのですが、主要な国鉄駅と繋がっている地下鉄の駅前には必ず大きな商業ビルがあります。ユニクロのロシア一号店もZARAやH&Mなどの有名ブランドが多数入っているフロアーにありました。店の前まで行って見ると、大勢の買い物客で賑わっていました。もちろん昔のロシアの店のようにガードマンはいないので、ここが果たして本当にロシアなのか、全く日本の店と変わらないので一瞬錯覚してしまいそうになりました。

 まずはダウンのコートを買おうと売り場に行きました。ちょうどバーゲンセールをやっているようで、見てみると日本のユニクロにはないデザインばかりでした。他の商品も見て回って居たら、お馴染みのフリースのタートルネックがあったので「これもあるのね」と思わず呟いてしまいました。でも値段を見ると日本の倍したので、「日本より高いんだ!」と少し驚きました。それから見つけたのが靴下で、ユニクロで靴下なんて買ったこともないし、買おうとしたこともありません。でも自分の足元を見たら、秋用の薄い靴下でなんだかとても寒そうでした。ヒートテックという文字を見て、下着だけではなくて靴下にもヒートテックってあったのかと初めて知りました。早速買って履いてみるとそんなに生地が厚くないのに暖かくて気持ちがいいのです。異国の地でユニクロの靴下を買うなんて思っても見ませんでした。

mikonacolon