人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ヴェローチェで出会った言語学者

 

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1時間も延々と話して驚かされる人

連休中にいつものようにコーヒーチェーンのヴェローチェに行くと、いきなり聞こえてきたのは「女というものはみんな男の話をちゃんと聞いていない」などという女性差別発言でした。注文したコーヒーとサンドイッチをのせたトレーをテーブルに置いたとたんに隣の人が、「ああ、これって女性差別発言だからダメなんだけど」なんていっているのです。ちなみに隣の席のおふたりさんは話し方からすると友達同士のようでした。「だから俺は女嫌いなんだけど」なんて言いながら、実はお姉さんが嫌いなわけではないようです。私はカフェに中国語の勉強に行ったので、普通なら無視してボールペンを持つ手を動かすのですが、話がところどころ面白くて吹き出しそうになって困りました。隣の人の話に思わず声を上げて笑いそうになったのは初めてで、仕方なくトイレに逃げ込みました。自分でもわかっているらしく、どうでもいいことについて持論を1時間も延々と展開してしまって周りの人に迷惑かけているかもなんて心配している様子です。でもこの人は私が言うのもなんですが、一緒にいて絶対に退屈しない人です。まさに雑談の王様といえるのではないでしょうか。

実は言語学者で大学の教員?

相手の人に「声が大きいからね」なんて言われ、「俺の声は通るからねぇ」と認めていたのは、大学で教えているからみたいです。道理でまるで講義をしているように話によどみがなかったわけです。話す内容に困るそぶりはなく何の話でも関連づけて広がりを持たせてしまうところがすごいです。例えば、ラーメンの話から塩分の話に結び付けて、自分が現在減塩中であることや病院での入院のことなどについて持論を展開します。おまけにあるチェーン店のクーポンを取り出して、それがたまたま「から揚げのサービス券」でたぶん塩分は何%だのなんだのと細かいところまで見逃しません。そこで本人曰く、これも言語学者だからなのか何でも突き詰めたくなるのだとか言います。さっきから相槌を打っているのは、友達かと思ったら、なんと教え子だったようで

ラーメン屋においてのAIの活用にまで話が

ある有名なラーメン屋の話になって、減塩実行者の自分としてはスープを飲むわけにはいかないので行けないのだと言います。ある有名大学と密接に関係があるそうで、その店に行きたくて大学に入ったなんて冗談のような話もあるほどです。そこはこだわりの店なので注文の時に必ずみんな細かい注文をつぶやくのが当たり前になっているそうです。そこでAIの話題が出て、どうせなら注文しないでも人間の気持ちを察してくれるぐらいの性能がいいAIが欲しいのだと。つまり人間の気持ちを読み取って「今一番食べたいラーメン」をAIが出してくれたら面白いのだそうです。ここまでAIがやる必要があるのかどうかわかりませんが、お店の採算が取れなくては意味がありません。AIって能率優先なので、面白くなくてもよくて無粋なのだと思います。

 

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