人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

コロナウイルスによる非常事態に学ぶこと

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テレワークで紙の本のありがたみを知る

 新型コロナウイルスのよる感染拡大を防ぐため、在宅で仕事をこなすテレワークをする人が増えているそうです。そのおかげか毎朝の通勤電車は嘘のように空いています。先日の朝日新聞の記事で、記者の方も一生縁がないと思っていたテレワークと言うものをすることになったとか。1週間ほどやってみて困ったことは、資料が必要となったときにお手上げ状態になることだそうです。会社に居れば、お目当ての本をすぐに利用できて問題ないのですが、距離があるために無理がある。またひとりではアイデアも浮かんでこないので、同僚に電話して雑談をしてもらったりした。インターネットで調べものをしようにもやはり情報が足りないことが分かって、改めて紙の本のありがたみを知ることに。ただ、以前聞いたビジネス英語のスキットでは、近い将来紙の本や資料は絶滅するだろうと予測しています。急速にデジタル化が進みつつあり、生命保険の証明書までもデジタル化されるとか、こちらはまだ紙を必要としているのに。

命がけで本を守る

 そういえば、韓国の医療ドラマの「ホジュン」で急いでその場を離れる必要がある危機的状況の時に、ホジュンはできるだけ多く医学書を持って行きたいと主張するのです。周りは大反対するのですが、「貴重な歴史的医学書を失ったらもう取り返しがつかない」と譲りません。人が運ぶ荷物の量は限られる中で、医学書を何よりも優先して守ったおかげで、その後危機に直面した時に役にたったのです。みんなが「本なんて置いて逃げればいい」と軽視して非難したのにも関わらず、ホジュンは医者として先を見通していたといえます。

非常時から学ぶことは

 連日、コロナウイルスによる感染者がニュースで報道されると、その人たちはまるで何かの事件の容疑者みたいな扱いを受けるような気がします。新聞で問題になっているように、まるで「病原菌」みたいに思われて辛い体験をしそうです。インフルエンザにかかるような軽い受け止め方では済みそうにないのです。だからみんな絶対に移されたくないのです。

 今日知ったのですが、近くの大学は通常は4月6日が授業開始のところを4月20日以降に延期すると発表しました。何もかもが想定外になりつつある状況ですが、そんな中イタリアにある中学校の校長先生が全校生徒に向けてコメントを発表しました。その内容が素晴らしいと称賛されています。その内容の趣旨は「本当に怖いのはウイルスではなく、冷静さを失った人々のデマや蛮行なのだ」と生徒に呼びかけます。だから望まない惨劇が起こらないように肝に銘じるべきで、私は生徒のみんなを信じているからと。

 町にあるいつも人で賑わっている映画館も2週間ほど休みらしく、「休館」と大きく書いた張り紙が貼ってあります。近くにある記念館も3月いっぱい休みとの看板が出ています。不特定多数の人が集まるようなところは感染を警戒して、図書館も含めすべて休館です。ではこんな時は「娯楽」をどうするのかが重要課題となりますが、改めて考えてみる良い機会だと思うのです。今だけ我慢するのではなくて、別の面から見直してみれば「楽しみ」は意外なところにあると思うのです。ないものねだりや現状の不満を口にせず、どんな状況であっても”今を楽しめる”そんな人でありたいと思う今日この頃です。

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