
自己満足に浸っていたら、鋭い指摘が・・・
昨日、いつものようにプールで、のらりくらりと歩いていたら、プール友だちのセツコさんから鋭い指摘が飛んできた。「ねえ、もっと足を高く上げて、歩けないの?それじゃあ、全然前に進まないじゃないの」と言いながら、「ほら、こうやって足を高く上げてみて」と言われたので、その通りにやろうとした。だが、肩まですっぽり浸かった水深1.2mの水の中では、足が上がらない。しようがないので、「足が痛くて、上げられません」と言い訳をすると、「普通は、こうやって上がるでしょう」と自らお手本を見せてくれる。なんと、セツコさんの足は信じられないほど高く上がり、反対の手の肘に付いてしまうのだ。「こうやって足を高く上げて、反対の手の肘に付くようにして歩くと進むわよ。足が痛いのなら、無理しなくてもいい。でも意識して足を高く上げるようにしていると、そのうち慣れて、できるようになるから」と叱咤激励してくれる。
考えても見て欲しい。私は2月1日から水深1.2mのプールに嫌々ながらも、覚悟を持って挑戦している。そのまだ20日くらいしか経っていない初心者の私に、そんな高度なことを要求されても、正直言って困惑するばかりだった。水中ウォーキングを始めて9カ月経って、なんとか水深1.2mの水の中を何とか歩けた喜びで、自己満足している私は、冷や水を浴びせられた気分になった。だが、セツコさんとしては、私の動きがあまりにも鈍いものだから、見るに見かねて言わずにはいられなかったのだろう。素直にセツコさんのアドバイスに従おうと思う。
家に帰って来て、セツコさんのアドバイス通りにやってみると、なるほど、身体がくねくねと動くので、前へ進める。あくまでも地上でやってみての話で、この動きが水中でできるかと言うと、また別の問題だ。私の痛い足でも、少しは足は上がるので、反対の手の肘に付けようとすると、身体が自然と前へ進む。そうか、この動作をくりかえせばいいのかと、分かった気にはなるが、水中では足を前に出すのが精一杯の私にはそんな余裕はない。それでも、これからはセツコさんのアドバイスを少しは頭の隅におきながら、水深1.2mの中を”歩こう”と思っている。
驚くべきことに、セツコさんは私より背が低いので、なんと常につま先立ちで歩いていると言う。「つま先立ちって、危なくないですか。疲れるでしょう?」と尋ねると、「全然、平気、私は1.05mの浅いプールでもずうっとつま先立ちで歩いているから」と言うので仰天した。昔からずうっとそれが普通で、もう慣れてしまっているのだ。「それに、足の裏をべたっと付けたら、ほら、全然進まないし、歩けないでしょう」と、その場でやって見せてくれた。他の人はどうかはわからないが、セツコさんにとっては水中ウォーキングはつま先で歩くものらしい。
以前私も他の人から、水の中を歩こうとするんじゃなくて、つま先でジャンプするような感じで、やってみて」とアドバイスされたことがある。実際やっては見たが、その時は水の壁に阻まれて、身動きができなかった。その場でジャンプしただけで、前には進めなかった。その時はそれで終わりだったが、いつものプールが突然の設備不良で、当面の間休館になった。それで仕方なく今のプールに来たら、そのアドバイスが役に立ったのだから有難い。
今の私は水深1.2mでは簡単には足が前に出ない。右足でジャンプして、その勢いで左足を前に出して、どうにかこうにか前に進めるという体たらく。それも足だけでは頼りないので、両手も動員し、水をかきわけかきわけしながら、前に進んでいる。何とかもっと楽に前に進めないものかと試行錯誤しながら、悪戦苦闘しているところだ。
mikonacolon