
私には到底真似ができない
昨日、プールに行ったら、久しぶりにパーソナルの先生を見かけた。その先生を見るのは一体どれくらいぶりだろうか、それくらいずうっと会っていなかった。確かに市民スポーツセンターのプールは2月、3月、4月と約3か月も休みだったから、仕方がないのだが、それにしても去年の夏以降、さっぱり見かけなかった。考えてみると、彼が、小学校低学年くらいの女の子に「今日はこれから9本レッスンが入っているんだよ、9本って分かる?」と話していたのは、確かまだ夏でそれも土曜日の朝だった。ざっと計算してみると、もう8カ月以上会っていなかった。 なぜ、そんなに詳しく覚えているかと言うと、いつも私が歩いているウォーキングコースの隣りで生徒さんを指導しているからだ。私としては、別に盗み聞きをするつもりはないが、彼と生徒さんとの会話が自然と耳に入ってくるのだからどうしようもない。
さて、本当に久しぶりに現れた彼の昨日の生徒さんは、大人で若い女の人だった。その人の話では、ずうっと彼に泳ぎを習っているようで、「こんなにできるようになったのはすべて先生のおかげです」ととても感謝していた。彼はこの市民スポーツセンターで指導することはあまりないようで、遠くにある別の施設のプールが主な活動場所のようだった。それでも、去年の5月から毎日のようにプールに通っている私にとっては、いつも見かけるあの人くらいに思っていた。
実を言うと、私はずうっと、市民スポーツセンターのプールがすり鉢状になっていて、真ん中が1.5mもあることを知らなかった。いや、プール友だちからうっすらとそんなようなことを聞いたことはあったが、たいして気にしなかった。なぜなら、私は歩くのが専門で、まさか隣のコースで泳ぐだなんてことは夢の夢だったからだ。実際に自分の足がよくなったら、そこで泳ぐだなんてことは想定外だった。だが、市民スポーツセンターが再開し、オリオンの深いプールで歩くのに慣れた私はひとつここでも歩いてみようと思っていたら、思ってもみなかった壁にぶち当たった。要するに、オリオンのプールは全面1.2mなのに対して、市民スポーツセンターは最低1.2mで真ん中に行くにしたがってだんだんと深くなり、最高1.5mの深さになるのだった。
考えても見て欲しい、私の身長は160cmもないので、当然1.5mの深さでは顔の半分が水に浸かってしまう。となると、溺れるのは必至だ。おそらく、パニックになって慌てふためくだろう。プールの中を歩きながら、隣のコースの恐ろしさに震えている私は、レッスンをしている彼女の様子が気が気でない。だが、「身長は165㎝あります」と元気な声で答えていた彼女は1.5mの深さにも動じなかった。真ん中で途中で泳ぐのをやめて、立ち止まり、水があごの下まで来ていても、全然平気だった。そうか、身長があると、それくらいどうってことないらしい。パーソナルの水泳コーチである彼が指導するのはたいてい子供で、それも小学校低学年の子が多いのだが、彼らは泳げるので、深くても慣れたもので、水面に顔を出して立ち泳ぎをしている。足が付かないと分かっていても恐怖感は無いらしい。
何が言いたいかと言うと、5月15日から初心者の水泳教室に入ることになっている私は、一体全体どこで練習したらいいか、分からなくて悶々としているのだ。いや、水泳教室の初回まで何もしないつもりだが、問題はそれからだ。どう考えてみても、泳げない私が市民スポーツセンターのプールで練習することはできない。無理なのだ。となると、全面が水深1.2mのオリオンのプールしかないが、それも空いている時間を狙ってやるしかない。あそこは朝一番は物凄く混んでいるので、もちろん行く気はしないが、それなら、比較的人が少ないお昼の時間を利用するしかないだろう。それもうまくいかなければ、最後の手段はオリオンでやっている市の水泳連盟の水泳教室に入るしかない。むしろ、費用は掛かるがその方が良いのではと思っている。
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