人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ロシアンブルーの猫

また猫が増えそうな予感が

 昨日、実家にひとりで住む義姉のミチコさんにお迎えのことで電話をした。いつもJRの駅で待ち合わせをするのだが、私が東口と西口を間違えて、すれ違うトラブルが何度かあった。なぜ間違えるのかというと、それはどちらも同じような風景が広がっていて、ついつい勘違いしてしまうからだ。まあ、そうは言っても、ちゃんと確認しない私が悪いのは明らかだ。

 昨日の電話で、おや?と思ったのは、ミチコさんの、「今回はいつもとちょつと違うわよ」との言葉で、一体全体何なのか、気になってしようがない。すると、何たることか、また猫が増えそう、いや、単に預っているというか、保護しているだけという状況なのだった。現在引き取り手を探しているらしく、避妊手術をしたばかりで、今は療養中とのこと。玄関においてある犬のゲージに入れて、家猫2匹と接触しないようにしている。白っぽい猫のノンと黒白のおチビはどちらも、見知らぬ猫に対しては警戒し、シャアーと容赦ない。ゲージから出すわけにもいかず、ひとまず避難させてはいるが、このままというわけにもいかない。一方の犬のマルプーは博愛主義者なので、友好的に接していて、猫に吠えることなどない。

 その猫がロシアンブルーらしく、ノラ猫なのに、そんなブランド猫がどうしているのかと不思議でならない。以前はノラ猫なのに、なぜか目がブルーのシャムネコの子供が2匹もいたことがあり、その子たちは珍しさも手伝って、どこかの家に貰われて行った。そう言えば、お盆に実家に行った時、ミチコさんは家の外にいる野良猫にもエサをやっていた。一度餌をやったら、味を占めたのか、その猫は何度でも来るようになった。相手もちゃんとコツを知っていて、ミチコさんが出てくるまで、玄関の前でひたすら待ち続ける。そうなると、ミチコさんも根負けして、カリカリをやらずに済ますことはできなかった。私が知っている猫は2匹いて、レッサーパンダによく似ているモドキと呼ばれている猫と大人の猫としては小柄なロシアンブルーだった。

 今回、実家のゲージの中にいる猫はおそらくそのロシアンブルーの子供ではないだろうか。産まれたばかりではないにしても、子猫に近い大きさなのだろうから、いくらでも飼い主を見つけることができるはずだ。ミチコさんによると、その子はおとなしく、抱き上げてもじっとしている。そのうえ、スリスリもしてくるので、余計に情が湧いてくるようなのだ。家猫2匹を飼ってはいても、どの猫も抱っこされるのは嫌いだし、ましてやスリスリなんてしてくれやしない。そんなフレンドリーな猫だからこそ、貰い手が現れるのは時間の問題だ。万に一つもそのロシアンブルーが家猫に加わるだなんてことはあり得ない。

 猫には目がなく、ほっとけない性格のミチコさんは、避妊手術の費用を向かいの家の隣人と二人で出すことにした。ノラ猫など放っておけばいいのだが、それができないミチコさんはまたもや自腹を切った。それでも、保護猫センターに連れていくよりはよっぽど費用が安く済むらしい。以前、ミチコさんはそんな事とは露知らず、施設に連れて行ったら、避妊手術と感染症がないかどうかの検査を済ませてくるように要求された。結局、野良ネコ1匹を引き取ってもらうのに、8万円もかかった。そうなると、可哀そうだからと言ってもそうそう保護猫センターに連れて行くわけにもいかない。それで、避妊手術だけして置いて、飼い主を探すことにしたのだ。世の中に猫好きは五万といるらしく、飼い主を探すのはそれほど難しくはない。あのロシアンブルーが家猫になることはないらしいと聞かされて、ひとまず安心した。それにしても、猫好きにはどうしても猫が付き纏う運命らしい。

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