人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

40回券のうちの10枚はサービス券!

回数券の払い戻しは3月1日から

 いつも通っていた市民スポーツセンターのプールが当面の間休館になった。そんなとき、別のプールの更衣室では、施設の再開は5月頃になるらしいとの噂が囁かれるようになった。それで、私は事の真相を確めようと、プールの帰りに市民スポーツセンターに立ち寄った。実を言うと、私は毎日のようにプールに通っていたので、結構な枚数の回数券が残っていた。回数券の期限は3月までなので、この状況では使えないし、またお金が無駄になるだけだ。もういい加減に、2月で何とかケリを付けたかったのもあるが、いくら早急の再開を願ったところで、どうにもならないのだ。

 それならと、勇んで市民スポーツセンターに出向いたものの、受付の人に回数券の払い戻しは3月1日からだと門前払いされる羽目になった。ああ、そうか、そう言えば、昨日別のプールで、顔見知りの男性が、「回数券の払い戻しは3月からだって・・・」などと言っていたのを聞いたような気がする。しまった、もっと真剣にあの人の発言に耳を傾けていればよかったと思ったが、もう遅い。まあ、いいか、どうせ帰り道だし、「再開は5月頃」だという情報の真偽も確かめたからだ。大体が、どうして5月だと言い切れるのか、本当のところが知りたかった。だが、もちろん、受付の女性は私が知りたいことなど教えてくれるわけもなく、ただ、「プールの再開は5月の上旬を予定しております」と事務的に話すだけだ。

 一番気になる回数券については、例えば、40回券については、40枚のうちの10枚はサービス券になるので、30枚分しか払い戻せないという。要するに、40回券の価格は1万2千円で、普通1回券は400円なので、40回券を買うと、1回あたり300円で済む。普通に毎回買えば、1万6千円なので、回数券を買えば、4千円お得になるとそのお得になる。そのお得になる部分が、払い戻しだとサービス券となり、その分のお金は戻っては来ない仕組みになっている。受付の人の説明を聞きながら、ああ、そう言うことかと納得せざるを得ない。回数券を1万2千円で買った私としては、何だか損をしたような気分になったが、受付の人の説明を聞いて、まあしかたないかと諦めた。そうなると、結局、私達利用者は30回分を1万2千円で買ったことになるというわけだ。この理屈では、施設側にしてみれば、全く何の損失もないことになる。

 別のプールの更衣室で、誰かが、回数券10枚がダメになるなら、何枚も持っていない人はたくさん持っている人とプラスすれば、お金を無駄にすることもない、などと発言した。私もその場では、「それがいい、回数券がもったいないものね」なとと頷いては見たものの、後で考えたら、「でも、返ってきたお金はどうなるの?」と困惑した。たくさん持っている人は10枚分損になるのに、頼んだ人だけが得をするのだろうか。まさか、沢山持っている人が頼まれた人の分を自分のものにするだなんてことがあるのだろうか。これは単にもったいないでは済まされない、混み入った、厄介な問題が浮上するきっかけになりはしないかと不安になった。

 先日、プール友だちのセツコさんに、「8枚あるから、私のあげようか」と言われたが、即座に断った。それなのに、昨日私がプールの帰りに回数券を払い戻しに行くとついつい口を滑らしたせいで、セツコさんとの間に不協和音が生じてしまった。なんとも後ろめたいような気持ちになったが、それでも気にしないようにと自らを慰めた。起きてしまったことは仕方がないので、気を取り直して進むしかない。それにしても、なんともやるせない事態で、その原因と言うのが、プールの回数券のことなのだから、めんどくさくて厄介だ。

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