人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

海外旅行の自由と新幹線

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▲暑くても元気に咲いているタチアオイ、葵は女の子の名前としては人気があるそうです。

安心して旅行に行ける日はいつ?

 あるテレビ番組でのことです。「僕はオーストラリアが大好きなのですが、いつ頃海外旅行に行けますか?」そんな質問をある有名な俳優が専門家にしていました。感染症の専門家は「まあ、これから南半球は冬になりますからねえ...」と言葉を濁したまま即答を避けた後に、「そんな中でも行きたい人は行くでしょうから」との発言です。はっきりと今はまだダメだなんて言わないのです。まだ感染のリスクがあるから行かないほうがいいと引き留めるのかと思ったら、ご自由にどうぞと言わんばかりの言い方です。そうなんです、経済が回らなくなって人が死ぬのを心配しているのです。コロナによる死よりも、生活苦による死の方がこれから社会問題になりかねないからです。それに行きたいという人を止める権利は誰にもないのですから、万が一感染しても自己責任です。

 日本はともかく世界中で感染者がまた増え始めているこの時期に「いつ頃行けるのか?」と俳優は聞いているのです。はっきりした答えが欲しいらしく「今すぐにでも行きたい」という気持ちが伝わってきます。でもこの質問には少し違和感を感じたのも確かで、誰かのお墨付きが欲しいだけなのかもしれません。今の時点ではこの先は誰にも分らないが、当分無理だということはみんなわかっているのです。だから、それでも行きたいのなら、お金もあるし、飛行機も飛んでいるのですから行けるのです。感染リスクと隣合わせであっても自分がそれで満足なら、世間の人に文句を言われる筋合いはないのです。観光業界からは、「そんな人がいないと我々の業界は成り立たない!」との切実な声が聞こえてきそうです。

新幹線に一人席があれば

 これからの季節は普通なら夏休みの旅行シーズンですが、海外は無理でも国内旅行ならハードルはそうは高くはありません。旅行と言えば何といっても新幹線抜きには考えられません。6月19日から県をまたぐ移動も解除されましたが、それにしても新幹線の座席は何とかならないのでしょうか。コロナ禍の最中だからこそ、言わずにはいられないのです。最近では昔よりはまだ座席と座席の間が広くはなりました。でも外国の列車、例えばイタリアのユーロスターやフランスのTGVに比べたら座席の幅が狭すぎるのです。座席に座ってみると実感します、スペースに余裕があって楽ですし、隣の人ともくっつかずに済みます。それに1等車には一人席もあるので、他人を気にすることなく気楽に過ごすことができるのです。一度一人席に座ってしまうと快適すぎて病みつきになります。料金も二人席と変わらないので、気軽にネットでチケットを買うことができて便利です。こんなにも快適な一人席がなぜ日本の新幹線にはないのか不思議でなりません。もっとも以前は疑問にも思わず乗っていたのですが、コロナ禍だからこそ気づくことができたのです。

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