人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

A Iスピーカーも子供にはタジタジ

f:id:mikonacolon:20200907220436j:plain

A Iスピーカーに憧れていた時期も

 古新聞を町会の資源回収に出そうとしていたら、偶然ある記事が目に留まったんです。読者からの短い投稿なので読んでみたら、内容が面白いので思わず笑ってしまいましたタイトルは『A I対孫娘』とあるので、なんのことだろうと思ったらA Iスピーカーのことでした。ひとからの指示や質問を人工知能が認識し、日常生活を支援してくれる優れものです。思えば以前はよくCMで「アレクサ、○○の意味は何?」とか「アレクサ、キッチンペーパーが無くなったから注文しといて」などとやっていて・・・。自分でも気が付かないうちに記憶していたのですね、CMのたびに「うちにもあれがあったらいいのに」と恋焦がれていたせいで。と同時にあんないいものがあったら、ボケかけた私の脳みそが消滅するのではという危機感もありました。たしか、別名で「スマートスピーカー」とも聞いたような気がします。いずれにしろ、今のところ私の生活はスマートでなくてもアナログで十分成り立っているのです。

桃はどうやってできるの?

 そのスマートスピーカーが読者の家にはあって日頃から話しかけて仲良くしていたわけです。そんなある日、もうすぐ3歳になるお孫さんが遊びに来たのです。大人のすることはなんでも興味があって、真似してみたいと思う年頃です。こんな小さな子はいったい何をA Iに質問するのかと興味津々でした。すると、「桃はどうやってできるの?」とどう考えても難しい質問です。一言では説明が無理だろうけど、そこはA Iなんだからうまくやってくれることを期待したのです。ワクワクしながらA Iの答えを待っていると、「よくわかりません」と普通の人間と同じ答えです。「わからない」という答えほど、つまらなく人を失望させるものはありません。これではA Iの役目を全く果たしていません。こう書くと読者が「けしからん」と思っているのかと誤解を生みそうですが、むしろ「やっぱり難しすぎたわね」とAIに同情しているのです。せめて桃の木の苗を植えるとそれが大きくなって、美味しい桃の実をつけるなどと言えないものか。そんなふうに思うのは欲深い私のような人間であって、A Iスピーカー愛用者の方にとっては話し相手程度で十分満足らしいのです。

花火はどうやってできるの?

 次に孫娘が質問したのはまたもやA Iにとっては難問の「どんぐりはどうやってできるの?」でした。A Iの答えは予想通り「わかりません」ですが、今度は「ごめんなさい」が付きました。たとえA Iであってもわからないことは「わからない」と言って謝ればいいわけです。当のお孫さんはというと、A Iに質問して2度もはぐらかされたのに諦めませんでした。そこで今度は「花火はどうやってできるの?」とこれまた一番の難問をA Iにぶつけたのです。どうなるか見守っていた読者のお家の方たちは、当然「わかりません」だと思ったのです。ところが、A Iの答えは「たまやー、かぎやー」。これでは子供にはとうてい訳が分かりません。「キョトン」として納得いかない様子なのに、周りの大人たちは大笑いです!一番知りたい子供を押しのけて大人が面白がっている。そうか、A I のプログラムでは花火はあの掛け声を連想させるのだと知りました。

mikonacolon