人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

飛行機の楽しみ

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寝ないで映画三昧

これから先のことですが、私はできるだけ多く飛行機に乗りたいと思っているんです。飛行機の中で機内映画を見るのが大好きなのです。フィンランド航空でヨーロッパに行くとき、ヘルシンキまで9時間かかるのですが、その間ずうっと目の前のディスプレイの画面を見つめています。誰にも邪魔されない空間であり、唯一何もかも忘れられるひとときだと思うのです。こんなに貴重で癒される空間はほかにはないでしょう。たまに帰りの飛行機でお節介な人から「あなたはどこに行ってきたんですか」なんて質問をうけるときがあります。素直に答えたら、費用はいくらとかそんなに長い間よく行けるわねえとかいろいろ言われて閉口するときもあります。でもそんなことは気にせず、帰りの飛行機でも寝ないで映画三昧です。日本での公開前の映画が見られるし、9時間のフライトの間に少なくとも3本はいつも見ています。インド映画や中国映画も言葉はわからないのですが、字幕が簡単な英語なのでストーリーがつかめるので楽しめます。

飛行機内はガラガラ

去年スペインのマドリッドを経由してヘルシンキフィンランド航空に乗り換えるときのことです。まだ搭乗時刻までに時間があるのに、アナウンスで「お急ぎ下さい」なんて呼ばれてしまったのです。「ええ~、どうなっているの?」なんて不思議に思いながら急いで行って見ると乗客は私以外はいません。促されるままチケットを切ってもらって機内へと進みます。機内に入ってびっくりしました、乗客がほとんどいなくて席はガラガラだったんです。CAさんが向こうにいる乗客に「どの席でもお好きな席にお座りください」なんて言っています。そして自分の席に座っている私にも、「お客様もお好きな席をご利用ください」と言ってくれるのです。幸い私の隣の席は2つ空席ですが、横になるつもりはないので使いません。観察してみると、横になる人もいれば自分の席で映画を見ている人もいて人それぞれです。実はこのときの飛行機は最新のものらしく座席も3,3,3、の横並びでした。おそらく日本航空との共同運航便だったらしく座席指定した人だけがフィンランド航空の便なのかもしれません。

飛行機はタイムマシン

女優の常盤貴子さんは何かに悩んでいて、にっちもさっちもいかなくなったときは飛行機での「離陸」が一番だと言っています。過去の芝居の役柄から新しい役柄に移るときも大変なので「離陸」が必要だとか。韓国人俳優のチソンさんもドラマ「ロイヤルファミリー」の弁護士役が抜けきれずに悩んでいた時はパリに行きました。飛行機に乗ってパリに行って初めて吹っ切れたのだそうです。私にとっての飛行機はタイムマシンみたいなもので、自分を日常から非日常へと連れて行ってくれます。そして俗世間のことも一切忘れさせてくれるのです。同じ移動の道具である新幹線は線路があるので、どこまでも日常がついて来てダメなのです。

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