人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

咳が止まらない風邪とPCR検査

f:id:mikonacolon:20210122215156j:plain

 咳が止まらず眠れぬ夜を過ごす

 年が明けて、久しぶりに知人に会ったら、「うちの人が大変だったのよ」と言われました。何が大変なのかと言うと、旦那さんが風邪をひいて具合が悪かったのです。そうは言っても、知人は確か一人で田舎に両親の顔を見に行っていたはずです。「行く前は喉が少し痛い程度で大したことなかったの。食欲もあったのよ」。それが帰って来たら、「お前は家に居なくてよかったよ。夜はほとんど咳で眠れなかったから」などと宣ったのです。この発言にはびっくりして、返す言葉がなかった。普通は咳が続くと決まって熱が出るのに、幸運にも平熱が続いた。でも咳の症状はいっこうに収まる気配がない。もちろん、市販の風邪薬は飲んでいた、少しは良くなるだろうと思ったからだ。思えば、年末にあれほど避けていた居酒屋にノリでみんなと一緒に繰り出してしまったのがまずかったのか。あの時すでに声が擦れていたのにどうしてなのか。後悔しても始まらないのだ。

PCR検査しますか、ご希望ならしますよ。

 1月5日に会社に何とか行ってはみたが、みんなに大丈夫?と言われる始末。やはり咳をしている自分は、どう見ても「無理しなくていいですよ」と同情される存在なのだった。翌日は会社を休むことにしたが、「どうせなら、病院に行ってきなさいよ」と妻に言われてしまった。でも風呂に入っていないし、髭も剃っていないから明日にするなどと行かない言い訳をしてしまった。そしたら「病人がそんなこと気にしている場合?構わなくていいんじゃない」と突っ込まれてしまった。そうなのだ、病院に行くのは会社に行くのとは状況が違うのだった。具合が悪い人間がなりふり構っていられるのか。そう考えると髭を剃らないのは恥ずかしい気もするが、そのまま病院行くことにした。

 妻に説得されて病院の受付に行くと熱を測られた。そこでも、やはり熱はなかった。周りを見渡すと、大勢の人達が診察を待っていた。ここは自分がたまに行く、つまり気軽に行ける中規模の病院で、CTやMRIなどの検査もできるし、入院だってできる。みんな自分が希望する先生の診察を待っているから、時間がかかるのだった。その点自分は診てもらえればどの先生でも構わないので、すぐに名前を呼ばれた。診察の結果は「風邪ですね」でどう見てもコロナの症状ではないそうだ。でも、その先生は「ご希望なら、PCR検査しますよ」と付け加えるのを忘れなかった。それで初めて知ったのだった、今ならどこででもPCR検査ができるのだということを。先生がわざわざ念を押したのにはちゃんと理由がある。会社からとやかく言われないための証明として利用するためなのだそうだ。でも、検査を受けて、もし陽性の場合はどうなるのか、そこまでは聞けなかった。そんなことを想像することすら思いつかなかったからだった。

具合が悪いなら、躊躇せず病院へ行くべき

 知人の話を聞いて、具合が悪かったらすぐに病院に行けばいいのだとつくづく思い知らされました。コロナ禍にあって、どうも普通に考えられなくなっていたのです。私は今まで考え違いをしていたようなのです。つまり、大したことが無ければできるだけ病院に行かない方がいいのではと思っていたのです。というよりも、世の中の常識として「この時期は病院に行くのは避けるべき」と誰もが言っていたからです。でも知人の旦那さんは、医者が処方した薬を貰って飲んだら、幸運にも症状が改善してきたのです。風邪薬が効いたというより、精神的に落ち着いたのか、そろそろ治る時期だったのか、とにかく健康を取り戻すことができたのです。

mikonacolon