人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

歯医者選びで迷走

重い腰をあげて、新しい歯医者に行っては見たが

 先のブログで今の歯医者をどこか別のところに変えたいと書いた。仮歯が逆だったため仮蓋で何とか使っていたが、先日やっと本歯が入ってホッとした。だが本歯ができるのを待つ間、時間があるので歯のクリーニングをして貰ったら、なんと前歯の間に虫歯が見つかった。見つかったといっても、正確には上の歯の歯茎が腫れていると私が指摘したからだった。たぶん前から先生にはわかっていたのだが、私には言わなかっただけのことだ。歯のレントゲンを見せて「ほら、この歯と歯の間にある黒い線2本が見えますか?この黒い部分は虫歯です。まあ神経までいってるかどうかはわかりませんけど。あなたの場合はこういうところが虫歯になりやすいんですよね」と嬉しそうに?説明する。

 「では、来週はこの虫歯を治療しましょう」と確かに先生は言ったはずなのだが、そのつもりで歯医者に行ったら仰天した。「今日は本歯ができて来たので、こちらを本付けしましょう」!?ちょっと待って!虫歯の方が先ではと私、いやおそらく誰でも考えるだろう。ムクムクと疑問が湧きあがり、その感情のまま「虫歯はどうなるのですか?」と尋ねてみた。私としては、虫歯は一刻も早く治療したい。このままでは5月の連休明けになってしまう!なのに先生ときたら「何も今すぐやらなくても大丈夫です」!?だなんて呑気すぎる。でも本当は大丈夫なわけないのだ。いつだって「思ったより虫歯が大きかったですね」だなんて凄く悲しいことを平気で言ってくれる。今すぐでも連休明けでも結果は同じだから、必要ないことしない。それに今日はこの後予約が入っていて時間が取れないからと断られて終わりだ。

 どうしても納得がいかなくて、虫歯をどうにかしたくて、新しい歯医者を見つけることにした。今まで伸ばし伸ばしにしていたが、これが一つのきっかけになるかもしれない。歯医者はいっぱいありすぎて一体全体どこがいいのか、何で判断すればいいのかがわからない。一番いいのは実際に通っている人に聞いた方がよさそうだ。歩いて30分のショッピングセンターの中にもなんだか良さそうな歯医者があるにはある。買い物客で賑わっているスーパーのちょうど真ん前にあるのだが、人が入って行くのを見たことがない。ガラス張りになっていて、待合室の様子がわかるのだが、人影を見たことがなかった。でも最近初めてワイシャツ姿の男性を見かけて気が付いた。あれはきっと近くにある大きなビルの会社の人に違いない。

 普通に考えれば、スーパーの真ん前にある歯医者は歯の治療に行くついでに買い物もできて一石二鳥だ。だが実際はそんなこともなくて、あまり人気がないとしたら何かしらの理由があるはずだ。表にある歯の綺麗な美しい女性の写真は確かにこちらの好奇心をくすぐる。だがなんだか近寄りがたいので、行く気にはならない。それで結局は近所の人から教えてもらった歯医者に行くことにする。どこの歯医者も今は予約制になっていて、いきなり行っても診てもらえないことが多い。幸運にもこの日はキャンセルが出たとかで、問診票を記入し終えると部屋に案内される。すぐに歯科衛生士がやってきて話を聞いてくれる。その後口の中の状態をチェックし、歯全体のレントゲン写真を撮って、少し待つように言われる。

 虫歯の治療をして貰いたくて、少し焦り似た気持ちで意を決して行ったのにも関わず、拍子抜けしてしまった。改めて、歯医者と私たち患者の想いは同じではないと気付いた。この歯科医院の先生も、今通っている先生と同様のことを言った、「この虫歯は特に緊急を要するものではありません。ゆっくり徐々にこれから治療していきましょう」ゆっくりだなんて!?そんなことをしていたら、虫歯が進行してしまうではないかとこちらは気が気ではない。歯医者と患者との両者の気持ちは乖離しすぎている。そんなことを考えていたら、致命的なことを言われてしまった。それは「あなたは一日に何回歯を磨いていますか」という質問。「朝はササッと適当で、ちゃんと磨くのは夜だけです」「それではダメです。本来は食べたら磨くのが基本ですから」

 つまり、虫歯ができたら歯医者に行けばなとかなるは大間違いで、もう少し自覚して予防に努めるべきだと言いたいのだ。それから次の予約を取ろうとして初めてわかったのだが、ここは先生の予約が取りにくく、多くても月に1回程度らしい。さてどうしたものだろうか。仕方がないので、とりあえず今通っている歯医者に連休明けに虫歯の治療に行くことにする。

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