人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

凪のお暇(9月6日分)を見て

 

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シンジの告白に動揺する凪ちゃん

お母さんが来るので、ぬか床を捜しに来た凪ちゃんはシンジの告白に動揺している様子です。彼は自分のことなど都合のいい女としか思ってないはずでした。シンジの思いもかけない「好きだったんだ、幸せにしてやりたかった」という言葉と涙に頭が混乱してしまいます。ふと見ると棚の上には自分が栽培していた野菜が置かれていて、青々としてちゃんと手入れされています。何も言えず逃げるようにシンジの家から飛び出します。それを見ていたシンジの同僚の市川さんは自分の入り込む余地はなさそうだと気づきます。

シンジの気持ちを知らなかったのは凪ちゃんだけ

シンジの告白に驚いたとアパートのみんなに話したら、逆に知らなかったの?と言われてしまったのです。あなたのことを本気で心配していたみたいだよとか、あなたに拒絶されてあの人泣いてたわよ、などという話を聞かされて、知らなかったのは自分だけだったと悟ります。自分はいったいシンジの何を見ていたのだろうと途方にくれてしまうのです。だれだって、優しい言葉が欲しいし、二人で楽しく気持ちよく過ごしたいのです。でも口から出る言葉ときたら、相手への文句や批判ばかりで歯の浮くようなドラマみたいなセリフがどうしても言えないのです。凪ちゃんもシンジの表面ばかり見ていて、彼の性格をよく理解していなかったことを反省します。

凪ちゃんと居てシンジは幸せだった

空気を読んで日々生活しているシンジにとっては、優しい言葉は社交辞令に過ぎないのかもしれません。だから凪ちゃんといるときはいつも本音だったので、彼女はあまり楽しくなかったのではないでしょうか。相手の心が見えない場合はよけい不安で、まさか自分のことを好きだなんて夢にも思いません。シンジとはいい思い出が何もないという凪ちゃんなのに、やっぱり愛してるなんて、恋愛は不思議としか言いようがありません。シンジの心ない言葉で傷ついて絶望したから、変わろうとしたのです。でも相手の気持ちを再確認してやり直すという選択肢もあると思うのです。

凪ちゃんは変われない?

坂本さんとのコインランドリーの共同経営の話は残念なことに白紙になってしまいました。それも母親のせいでお金が必要になって事業資金が払えなかったからです。話には聞いたことがありましたが、「母親が重くてたまらない」ような方が世の中には存在するのですね。姉妹のように仲がいいという母子密着ではなくて、子供のころから母親に支配されている人が少なからずいるのです。母親から自由になりたいが、しかし捨てることもできない人にアドバイスする本が書店に行くと多数あります。私自身は母親を早くに亡くしていますので、正直そんなことがあるのだろうかというように驚いています。事業の夢を突然断たれたのに、「少しの間だけでも夢が見られて楽しかったです」という坂本さんの言葉には余裕がありました。気持ちが前向きでこれからもまだまだチャンスがあるからと張り切っています。一方、凪ちゃんは「私はシンジの言うように変われないの!」と絶望しています。

 

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