人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

今の気持ちは「寒」

今週のお題「現時点での今年の漢字

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コスタリカの伝統的な牛車「カレータ」。NHK旅するスペイン語テキストから。

寒すぎてどうにかなりそうで、これから雪も多そう

 今の私の気持ちを表す漢字は何だろう。近頃は何と言っても寒すぎるので「寒」という漢字が一番ふさわしいと実感する。年末から実家に帰省したが、その地域は 私の住んでいるところよりも寒いようで、1週間居たのだが、何度も雪が降り、翌日にはすぐに溶けてしまった。10㎝程積もったのに、ひとたび日が照りだせば、嘘のようにあれよあれよという間に消えてなくなった。太陽のすさまじい熱量に驚くほかない。実家の居間は南むきで昼間はたっぷりと日が当たってボカボカになる。ネコ2匹はここぞとばかりにその恩恵を利用して特等席で日向ぼっこをしていた。

 昼間は暖かくても、日が落ちると信じられないほど冷えてくる。実家のエアコンは兄が亡くなった年に買った物だから、まだ4年しかたっていない。それなのに性能がいいはずのエアコンがこれまた仕事をしてくれない。さっぱり部屋が温まらない。最新式でうちのエアコンのようにフィルターが付いていないので、効かないからといって掃除をするわけにもいかないのだ。ではどうしたらいいのか。仕方なく自動お掃除というボタンを押してみて、それが終わるまで待ってみてからまた「暖房」のスイッチを押す。だが悲しい事に現状は変わらないので諦める。床に敷いてあるホットカーペットの熱と膝に掛けた毛布で何とかやりすごすしかなった。

 人間たちが「寒い、寒い」とぶつぶつ言っているのに2匹の猫ときたら何の不満もないらしい。彼らはちゃっかりエアコンの暖かい熱がもろに当たる場所でまったりしていた。猫はこの世の中で、いや、家中で一番暖かい場所を見つける名人なのだから。それに気持ちよくて、暖かそうな毛皮まで着ているのだから羨ましい限りだ。身一つで移動もできるし、などとついつい関係ないことまで思ってしまう。

 家に戻ってからも寒い日は続いたが、朝の日課になっている早朝の散歩は休まず行っている。本音を言うと、実家で過ごした1週間ほどは散歩に行かなかったし、遅寝遅起きだった。そんなわけで、戻った翌日の朝は起きるのが辛かった。初めて心から「起きたくないなあ、もっと寝て居たい」と思い、ずる休みをしそうになった。だが、「このまま寝ていていいことがあるのか?」ともう一人の自分が私に聞いてくる。そう言われると「たいしていいこともないかあ」となり布団を抜け出した。着替えをしている時は嫌々だった気持ちが外に飛び出したら、心地よさに変った。

 まだ空には月が出ていて、昼間とは別世界を月を見ながら張り詰めた空気の中を歩く。新年早々はそんなに感じなかった空気の冷たさを近頃は強く意識するようになった。スニーカーを履いた足の裏の冷たさ、手袋をはめていても指がしびれる感覚。顔はマスクで隠れているのでそれほどでもない。でもやたらと鼻水がでて、垂れてきそうになるので何度もティシュで鼻をかまなくてはならない。自動販売機の缶コーヒーを買って、カイロ代わりにして暖を取るのだが、帰り道ではもう冷えてしまう。

 寒い中早朝歩くのは習慣になっていて身体が動くので何も問題はない。でも家の中でじっとしているとどうしても寒さを感じてしまうことがある。最近気になるのは布団の中でも寒さを感じてしまうことだ。敷布団に毛布を敷いて、上は羽毛布団でその上に毛布を掛けて寝ているのに、なぜか寒さを感じてしまう。寝る前はなんだか身体が熱を持って熱いくらいなのに、途中で冷えてしまう?からなのか、どう考えても不思議でならない。夜中に寒さを感じたら、パブロンの顆粒を飲むことにしている。あれを飲んで布団に潜り込むと暖かくなってよく眠れるから。いずれにせよ、この先も寒さと付き合うためには、何らかの対策を考える必要がある。さもないと、この世の中の片隅で小さな幸せを感じることはできそうにもない。

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