人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

日本のパスポートとビザの話

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日本のパスポートは第1位

先日の日経の夕刊に「日本のパスポートは最強」という記事が載りました。ビザなしで行ける国が最も多いのは日本とシンガポールで第1位だそうです。その数なんと190か国ということからも日本に対する信用度の高さが伺えます。その反面、他国にはビザの取得を求めていて、日本がビザなし入国を認める国は米英独仏や韓国など68か国に限られています。そして人口に比例してパスポート所持率は国民の4分の1と他国に比べて低く、海外留学者数も減って来ているそうです。新聞などの報道通り、統計からも日本人は内向き志向のようです。知らない外国にわざわざ行って苦労することもないのではという、堅実な安定志向からなのか、冒険したくないのかのどちらかでしょうか。「若者なら世界を見なきゃ」などと言うのは昔の考えかたで、そんなステレオタイプの認識は通用しないのかもしれません。留学することと、上昇志向で生きることは比例しなくてもいいし、日本に居たってやりたいことはいくらでもできるのです。

ただ、最近言われていることは日本は賃金の低い国になってしまって、日本人の平均給与は550万円だとかで、大学院卒の研究者でも700万円ぐらいだそうです。その分物価も安いらしいのですが、消費税が上がるのに給料が一向に上がらないのが現状です。だからどうしても守りの姿勢というか、内向きにならざるを得ないのです。ですがやりたいことがあるのなら、そんな考えは捨てた方がいいし、止めても行動に移すはずです。その一方で、カリフォルニアのIT企業地域では子供を含む4人家族で1400万円以下は「低所得者」とみなされるというから驚きです。高学歴で能力のある人材はもっと資本主義の恩恵を受けて当然というのが世界の常識となりつつあるのです。努力した分報酬を受け取って、今までかかった学費を取り戻すことが出来れば苦労が報われるのです。だから、言葉の壁を乗り越えて、これからは海を渡る人が大勢でて来ることに期待します。

ビザなしでOKは高い信用の証明

その国を訪問するのにビザが要らないというのは、その国から高い信用を得ていると考えていいのです。日本人がビザを必要とする国は、ロシア、ベトナム、あとはアフリカ諸国ぐらいです。以前ベトナムは屋台飯が美味しいと聞いて、行って見たいと思いましたが行きませんでした。ビザが必要なのと直行便がなかったのが原因ですが後悔はしていません。でもロシアはラトビアにまで行ってビザを取って旅行に行きました。たぶん2007年だと思うのですが、当時は日本ではビザが取れなかったからです。おかげでフェリーに乗ってバルト三国エストニアのタリンにも行けました。実際に行ったロシアは日本で言われているような怖い国でも貧しい国でもありませんでした。それどころか、豊かで人々が優しくて親切な素晴らしいところだったのです。パリよりもローマよりも素晴らしく、見たこともない美しい建物がたくさんあって、「ロシア帝国のすごさ」を感じた旅でした。その後、日本のロシア大使館でビザが取れるようになって本当に便利になりました。いつ行ってもたくさんの人がビザ申請に来ていて混雑していま
す。

 

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