人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

緊急事態宣言解除後の人々の行動に注目

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自粛解除まだなのに車がいっぱい

 今日首都圏など5都道府県で緊急事態宣言が解除されるらしいです。なのに昨日東京の友達から来たメールでは「車がいっぱいでびっくりしちゃったわよ!」と人々の反応の速さに困惑しています。前日なのに早くも解除ムードが漂っているらしく、自粛はまだまだ必要なのにと第2波を心配しているのです。友達は夕方買い物にスーパーに行って驚いた。道路に何台もの車が停まっていたからだ。昨日までは車なんて1台も止まっていなくて閑散としていた。まるで駐車場のようなこんな光景は久しぶりに見たと思う。だいたいが車なんて数台しか走っていなかったのだから。もう元に戻る準備をしているのだろうか、人々の行動が大胆になっている。明らかに家族連れがドライブのついでにやって来たのだ。緊急事態宣言が解除になるという報道のせいで、もう大丈夫だろうと待ちきれずにやって来たのだろう。こうなると、外出自粛が解除された途端、人はすぐに以前の日常を取り戻そうとするのかもしれない。もし2か月近く我慢してきたうっぷんを一気に晴らそうとしたら、気持ちはわかるがそれは危険すぎる。

アフターではなくウィズコロナ

 新聞の投書欄にもネットで「アフターコロナ」という言葉を知って、「いったい何を言っているの!?」と嘆く方の意見が載っていました。まだコロナウイルスは終息していないし、専門家によると2022年までかかる見通しだ。自粛が解除になったとしても、それは経済的損失をくいとめるためであって、以前のような生活には戻れないのだ。だから安易に「アフターコロナでお出かけ」なんて言わないで欲しい。少し油断すれば感染の第2波が来て、また外出禁止令がでてみんなが困ることになる。終息までには長いお付き合いになりそうだから、自分は「ウィズコロナ」で頑張ることにする。

 この方のおっしゃる通り、「アフターコロナ」は誤解を招きやすい言葉だと思います。まだ何も終わってはいないし、むしろこれからが始まりとも言えます。これからも日常生活では手洗い、マスク着用はもちろんですが、一番の課題は「三密を避ける」ことでこれに尽きます。2か月間で体に染みついた習慣なので、「もうする必要がない」などと考えずに当たり前のこと、つまり常識になればいいのです。これから夏休みで普通なら今頃は旅行の計画で慌ただしいはずですが、県をまたぐ移動は禁止されています。先に規制が緩和された欧州ではバカンスシーズンで旅行関連の会社の稼ぎ時です。業界の要請もあってか欧州間の異動に限っては認められるようで羨ましい限りです。ですが、そこには当然厳しいルールが設定されています、毎日のように死者が出ているのが現状ですから。

 東京大学の第2波試算によると、自粛解除後30日で感染者が元に戻るという結果が出たそうです。これはあくまで行動制限を60日間行った場合の数値なので、日数が60日より少ない場合は30日よりも短くなる可能性が高いとのことです。ですから東京の場合は今日解除されて30日後にはどうなるのかに注目したいですね。

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