人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

コロナ禍で海外旅行は夢のまた夢に

今週のお題「遠くへ行きたい」

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グラナダアルハンブラ宮殿近くにあるバルのタパス。赤ピーマンやら、たら、生ハムと具材はバラエティーに富んでいる。向こう側にあるのは無料のお通しのようなものでビールに合う。味もなかなかで得した気分になり幸せいっぱい。

海外旅行はロシアで終わり

 正直言って新型コロナウイルスが流行る前は『もう外国はいい』と思っていました。これまで行きたいところには行ったし、特別行きたい所もなかったからです。だから去年の11月に行ったロシアで最後にするつもりでした。なぜロシアかというと、10年前に比べると街の様子が変わりすぎて怖いくらいだからです。サンクトペテルブルグやモスクワにが観光客で溢れていた頃を思うと今のロシアの衰退ぶりが信じられないのです。特にモスクワがひどくて、観光客があまりいないのでクレムリンのチケット売り場に早くから並ぶ必要もありません。あんなに見物人でいっぱいだったアルバート通りに大道芸人の姿を見かけることはありません。何しろ人そのものがいなくてガラーンとして寂しい限りです。「本当にこれがあのアルバート通りなの?」と疑ってかかりたくなるような体たらくぶりなのです。2~3年前に行ったときにいくつかの土産物屋の店頭に貼ってあった『全品50%OFF』の張り紙に唖然として信じられませんでした。日本だったらそんなことをするのは店じまいのサインに違いないのです。去年行ってみると、やはり土産物屋は無くなっていて、アルバート通りはますます寂しくなっていました。

だんだん遠くに行きたくなってきた

 外出自粛の生活になってから人はやはり気晴らしというか、気分転換を求めるものだとつくづく思います。牢屋に入れられているわけではないのですが、ある意味自由を制限されているのですから心の平安を維持するのが難しいです。行きたいときに行きたい所に行けることがいかに幸せであったかに今更ながら気づいたのです。最初のころは1時間程度の早朝の散歩で爽快な気分を味わって満足していました。それに慣れてくると別の気晴らしが欲しくなりました。そうなると、ある程度の時間の気晴らし、それも長めのやつ、つまり旅行をしたいと思うようになるのかもしれません。どうせ旅行をするなら、遠くへ、できることなら海外へと心が自然に望むのです。   

 ですが、現実は政府の指針では6月19日から観光を除く県外への移動が認められるようになります。もちろん個人が自由に国内旅行できるのはまだ先のようです。ただ7月、8月は本来なら旅行シーズンで旅行業界の稼ぎ時です。経済的なダメージを回避するためにも認める方向に向かうのではとの見方が強いです。先に規制が緩和された欧州でもバカンスシーズンについては各国間の移動が認められる模様です。それにはコロナ前とは比べものにならない厳しいルールが課せられています。例えば、空港に入れるのは旅行者本人のみで、マスク着用が必須で機内では4時間ごとに新しく交換する必要があるとのことです。さらに機内でのトイレの使用の際は社会的距離(1.5m)を保つために通路に並ぶことができなくなるそうです。座席についても乗客間に少なくとも席を一つ開ける、いわゆる空席措置をとることで距離が保てると指摘しています。

エコノミークラスの座席は無くなる!?

 ここまで書いてきて、座席についてはもうエコノミークラスの座席は将来無くなるのではとふと思いました。先日の報道番組でも専門家が『今後は座席はビジネスクラスが中心になり、海外旅行は特別なほど高いものになるだろう』と予想していました。今まで気楽に行けていた海外旅行が信じられないほど贅沢なものになるということです。コロナの終息が2022年との見方があるので、現時点では海外旅行は夢のようなものです。おまけにエコノミークラスが無くなったら、それこそ夢のまた夢といえるでしょう。

 散歩をしていたら、急に無性に「タパスが食たべたい」という欲望が湧いてきました。それで、今日のブログの写真は美味しそうなタパスのものにして、当時の思い出を楽しむことにしました。

mikonacolon