人生は旅

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サンクトペテルブルグのモスクワ駅でトイレに困る

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ホテル近くの通りを歩くと旧海軍省が見えます。歩道に少し雪が積もっています。右手に曲がればすぐにエルミタージュ美術館に行けます。

モスクワ駅のトイレは有料です

列車が終点のサンクトペテルブルグに着く30分まえぐらいになると、今まで静かだった車内が急にあわただしくなりました。みんなが起きて身支度をして列車から降りる用意をするためです。私はと言えば、シーツを掛けて寝ていたのですが、途中で急に寒くなったようで身体が冷えてしまいました。昨夜は暑いくらいだったので毛布をかけていないのです。降りる前に2回もトイレに行ってしまいました。それなのにサンクトペテルブルグのモスクワ駅に降り立つと、またトイレに行きたくなってしまいました。我ながら呆れますが、自然現象なのでどうしようもありません。頭上にあるトイレのサインを頼りにトイレを捜したのですが電気がついていなくて暗いです。この時間はやはり閉まっています。モスクワ駅のトイレは駅構内ではなくて外にあるのです。外に出るとトイレのサインがあって下に降りる狭い階段があります。階段を降り切るとそこにはトイレの番人がいるのです。つまり有料トイレしかないのです。まだ朝の5時頃なので営業していないらしく、3年前はたしかひとり30ルーブルでした。こんな時日本ならいつでも開いていて、しかも無料で入れるのに残念です。考えてみれば、私は今までこんなに朝早く駅のトイレに入ったことはなかったのです。どうやら寝台車を降りる前にトイレに行くのでたいして必要がなかったのです。一般的に、ロシアだけでなく外国は駅のトイレが有料のところが多いですね。日本にいるときのようにさっさと通り過ぎようとすると、「ジェーブシカ」と声を掛けられてお金を要求されます。ジェーブシカはロシア語で婦人に対する呼びかけのことばです。トイレの番人も昔はほんとうにおばあさんみたいな人が多かったのですが今回は意外に若い人が多いのです。これって世代交代というものなのでしょうか。

どうやってトイレを捜すか

さてトイレをどこで見つけようかと考えたとき、最初はこのまま予約したホテルに行ってしまおうかと思いました。地下鉄ですぐなのですが、あたりは薄暗くてホテルを捜すにはとても無理だと判断しました。大体のホテルの場所は見当はついているのですが、なにぶん初めて泊まるのですぐに見つけられるかわからないのです。それでモスクワ駅から外に出て地下鉄の駅の方に歩いて行こうと決めました。そして外に出た途端に、目に冷たくて白いものが飛び込んできたのです。そうなんです、路面に雪が積もっていたんです。モスクワでは見られなかった雪にサンクトペテルブルグでは遭遇しました。となるとモスクワの方が暖かいのでしょうか、ペテルブルグの方が北欧に近いですからね。地下鉄のプロシャーチ・バスターニャの駅前でどこか店を捜していると、「スタローヴァヤ」の文字と24時間のサインが見えました。このようにロシアでは24時間やっているところがあるので大変ありがたいのです。以前から24時間やっているスーパーはありましたが、セルフサービスのレストランは10年前にはありませんでした。たしか3年ほど前に行ったときはじめてこの名前のレストランを見つけました。伝統的なロシア料理を安価な値段で楽しむことが出来ます。

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