人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

寝台車でサンクトペテルブルグへ

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モスクワのレニングラード駅からみたスターリン建築

モスクワのクールスク駅から寝台車に乗る

私は初めて知りました、クールスキー・ヴァグザール(クールスク駅)から乗るときは始発ではないということを。列車が到着した時、もうずいぶん人が乗っていたので、「あれ~」と一瞬思いましたが、人があまり乗ろうとしないのです。どうしようかと迷っていると、ひとりの女の人が列車の入口に立っている車掌さんに、パスポートと列車のe-チケットを見せているのです。そして入り口を指さして乗るように言ったので、その人は列車に乗り込みました。それで、その様子を見た私は慌てて車掌さんのところに駆け寄って自分のe-チケットを見せると、乗るように言われました。こんなに人が大勢すでに乗ってしまっている列車に、乗るのは初めてなのでもう戸惑ってしまいました。自分が予約した座席に行って見ると、そこにはすでに先客が居て、だいぶくつろいでいるようでした。列車のテーブルに無造作に置かれた沢山のキャンディーやチョコレートが置かれ、ペットボトルが二つすでに空になっていました。私の席の向かいはどうやら母親と30代ぐらいの娘のようです。荷物は座席の下に入れるようになっているので、座席を持ち上げて自分のリュックとカバンをその中に置きました。ですが今度は元に戻らなくて座席が閉められなくて困ってしまいました。すると、娘さんの方が手伝ってくれたので、ちょっと不愛想な人だけど親切で助かりました。

列車の始発はカスピ海ウラジカフカス

この列車の旅でもう一つ気付いたことがあります。それはこの列車の始発はカスピ海ウラジカフカスだということです。「ウラジカフカス」なんていってもわからないですよね、わたしもその時はどこだかさっぱりわからなかったのです。帰国して調べてみて初めてトルコ共和国の近くだとわかりました。つまりロシアと言ってもだいぶ南の方にあり、グルジアアゼルバイジャンのすぐ近くなのです。なぜ始発がウラジカフカスかが分かったかというと、トイレに行ったときにたまたま混んでいて待っていたのです。それで暇だったので車掌室とかを観察していたら、偶然にその表示を見つけたのです。ウラジカフカスを出発して終点のサンクトペテルブルグに着くのはなんと3日目の朝の5時1分と書いてありました。私の向かいの席の人たちはいったいどこから乗っているのでしょうか、私の目にもお疲れのようでしたが。いくら寝台車で横になれるといっても家で寝るのとは全く違います。そういえば、向かいの席のお母さんの方はいびきをかいて寝ておられました。今まで何回も寝台車に乗りましたが、こんなに堂々といびきをかいていた人は初めてです。

寝台車はやはり始発が一番

今回はあまりにも安い席にこだわりすぎて失敗してしまいました。モスクワからサンクトペテルブルグまでだいだい日本円で3千円ぐらいですが、発車する駅を確認しなかったのが最大のミスでした。自分の頭の中に先入観がありすぎて、レニングラード駅しかありえないと思って失敗しました。これから列車のチケットを買うときはもうちょっと慎重にならなければなりません。

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