人生は旅

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26歳の女子高校生の卒業に思う

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ティシュペーパーを2週間ぶりに買う

 今朝散歩をしていると、向かいの薬局の店頭に何か並んでいるのを発見しました。カラフルな色合いの何か箱のようなものです。確かめようと急いで横断歩道を渡って薬局の前まで行くと、うず高く積んであったのはティシュペーパーの箱でした。「ええ~、なんでこんなにティシュがあるの?」と心の中で嬉しい悲鳴を上げました。およそ2週間ぶりにティシュに出会いました。当たり前のことがこんなに嬉しいなんて、当分の間手に入らないと諦めていたのでなおさらです。「お一人様1個限り」なんて張り紙はありませんでしたが、こんな時ですので、良心に恥じないように1個だけ購入しました。

26歳女子高生、卒業おめでとう

 散歩の帰り道に出会ったのは、最近目にすることのなかった大勢の中学生です。「あれ、いったいどうしたのだろう」と不思議に思いながら家に帰りました。その後、テレビをつけて見たら、今日卒業式の学校もあって、それも職員と生徒だけで行われたとか。それで真偽のほどはわかりませんが、もしかしてあの中学生は卒業式?と勝手に思ってしまいました。

 今日は朝日新聞の”ひととき”のコーナーにも嬉しい知らせが届いていました。何と26歳で高校を卒業される女性の方の投稿で、純粋に友達を作れてよかったし、他人に対して壁を作っていたけど変わることができた。みんな自分に対して屈託なく話しかけてくれて、自分が知ってる人たちとは別人だったのだとか。これが学校が嫌いで教師も同級生も嫌いだった方の発言なのですから驚きです。

 教師が声の大きい生徒の方を持ったり、「怠けている」とか「甘えている」と容赦なくきつくとがめるのが嫌で学校が嫌いでした。私も学校が嫌いだったからその気持ちわかります。私の場合は親戚に教師が多く、中学の時は叔父が体育の教師で毎日のように学校で顔を合わせました。その頃は教師が子供と同じ学校で教えることもよくある時代でした。授業で叔父と会うのも嫌でしたが、先生の生徒に対するえこひいきと言うのも激しかったのです。「お嬢様」呼ばわりされる子から「呼び捨て」にされる子まで段階がありました。そんなに冷遇されなくても、ある先生の生徒に対する話し方や態度はひどかったと思います。自分は怒られていなくても、教室にいるのがいたたまれない時も多かったのです。教育熱心と言う名の「いじめ」としか受け取れない光景が確かにありました。とにかく、子供心に「こんな教師には絶対なりたくない」と思わせるような教師が多すぎたのです。だから、「教師になりたい」と夢を語る人には、熱心すぎるあまり生徒を追い詰める教師にはならないで欲しいと願うばかりです。

義理欠く友達も嫌

 中学の時に、ある国語の先生に対する不満を募らせた私は反抗して宿題をやらないことに決めました。仲良くしていた同級生も賛成して、一緒にわざと漢字の練習帳にやる宿題を忘れることにしたのです。それなのに翌朝、授業が始まったら、やらないと言っていた友達はちゃんと宿題をやってきていたのです。「裏切られた」と悔しい思いでいると、「ごめん、勇気がなかった」と屈託のない笑みを浮かべてそれで終わりでした。約束を破るような、義理欠く友達にも嫌気がさしたのを覚えています。

 あれから時がたって、今では私も友達に対して理想を掲げることなく柔軟な対応ができるようになったはずですが。26歳で今春高校を卒業するこの女性は、考えてみれば20代で高校生になる勇気があるなんてすごいじゃないですか。普通はなかなかできないことができる人だから変われたのですね。これからも自分の目標に向かって挑戦してくださいね。ご健闘お祈りしています。

mikonacolon