人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ウイーンの空港が閉鎖されて

今週のお題「わたしと乗り物」

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バスを降りる場所を間違える

飛行機で旅をしていると、思わねことに遭遇するものですが、2006年8月9日もそうでした。オーストリアのウイーンから日本への帰国の途に就くために空港へのリムジンバスに乗りました。ところが、ウイーンは初めてなので勝手がわからず、最後のバス停まで行ってしまいました。そこはオーストリア航空の社員専用の通用口だったようで、当然ながら止められてしまいました。係員に近くにあったインターホンを指さされたので、ボタンを押すと、「どうしたのですか?」と声が聞こえました。日本に帰国したいのだけどと伝えると、「ここは違うから」でそれで終わりです。今思えば目の前をシャトルバスが何台も行ったり来たりしているのですから、どれかに乗ればいいのだとわかりますが。結局、通りかかった航空職員の人に声をかけられ、シャトルバスですぐに行けると教えてもらいました。よくいるらしいんです、バスの終点まで来てしまう日本人の方が。ドジな人は私たちだけではなかったのだと思いちょっとホッとします。

空港が閉鎖されていた

シャトルバスに乗ってシュベシャート空港に行ってみると、大勢の人が空港内に入らないで待っていました。このときロンドンのヒースロー空港では航空機爆破テロ未遂事件が起きていたのですが。「何があったのだろうか」と状況が知りたくて周囲を見てみると、2~3人のビジネスマンらしき人たちが日本語で話しています。尋ねてみると、爆弾かなにかを今探しているというのです。見ると、警察犬を使って懸命に探していてピリピリした様子が伝わってきます。これからどうなるのだろうかとか、飛行機には乗れるのだろうか、というようないろんな考えが頭の中を駆け巡ります。幸いにもしばらくたってから空港内に入ることができて、無事日本に戻ってきました。

ロンドンで航空機爆破テロ未遂事件

日本に戻って来てはじめて、テレビのニュースでヒースロー空港の事件を知って驚きました。犯人グループが狙ったのは、イギリスからアメリカ、カナダに向かう航空機で最大10機を爆破しようとしていたそうです。ペットボトルに液体を詰めて持ち込み、トイレで爆発物を作るだなんて恐ろしいことをしようとしていたなんて。2006年8月9日ウイーンのシュベシャート空港に私たちがいたあの時に、ロンドンでは一つ間違えば大惨事になっていたかもしれません。空港閉鎖もきっと念のための措置だったのではと考えられます。当然のことながら、あの日以来液体の持ち込み制限が厳しくなりました。ネットの記事では「信玄餅もダメなの?」と話題になったそうですが、口紅もファンデーションも練り物一切ダメで液体として扱われます。たまにはどうしてこんなものまで没収するの、と思うときもあります。それはセーターを洗おうと50mlのボトルに詰め替えた洗剤が「謎の危険な液体」になってしまって大笑いしたこともあります。

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