人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

冷たい水を一気飲みするだけで

凄い効果に目から鱗

 以前ブログで、缶コーヒーのBOSSのカフェラテを買うのをやめたと書いた。毎朝、自販機で買うのが習慣になっていて、飲んだ瞬間の「美味しい」と感じるあの感覚が大好きだった。確かにBOSSは私にとって欠かせないアイテムだったが、ふと、「あれ、今日は美味しくないなあ。どうしてなのだろう」と疑問に思うことが増えた。いつもの味と違う、こんなんじゃなくて、ミルクが足りなさすぎる、などとがっかりしていたことも事実だ。いつのまにか、惰性で仕方なく飲んでいたのかと気付いたら、なんだか嫌気がさした。寒い冬には鍋で沸かしたお湯に缶を入れて、温めて飲んだ。滅多に中身をカップに開けて飲むことはしなかったが、一度そうしたら,中身がどろどろの茶色い液体なのにショックを受けた。自分は毎日こんなものを好んで飲んでいたのかと思ったら、見てはいけないものを見たような気がして、それからは決して中身をカップに移して飲むことはしなかった。

 既述したように、缶コーヒーのBOSSをやめるきっかけは、中城美雪さんの『脱うつごはん』を読んで目覚めてしまったからだ。要するに、鬱にならないためにはどうすればいいのか、何を食べたらいいのかをその本を読んで、しっかりと教わった。元気な精神状態でいるためには、とりもなおさず食べる物に気を配る必要があった。よく世間では”病は気から”と言われるが、中城さんは、「病は食べ物から」と指摘している。そして、食べ物は”私たちの気分を作りあげる”と言っても過言ではない。鬱になりたくなければ、毎日何を食べるかの選択は何より重要課題だ。

 かと言って、カフェインをやめたわけでもなく、毎朝牛乳にインスタントコーヒーを入れて飲んでいる。ただ、もう缶コーヒーに未練はなく、身体も自販機に反応することもなくなった。気のせいかもしれないが、最近は自販機で飲みものを買う人を見かけなくなった。考えてみると、なにも自販機で高い飲み物を買うより、スーパーで買って家にストックしておいた方が安上がりだ。それに、昨今は業者も以前のようにはすぐに補充には来なくなったようで、売切れの赤いランプが長いことそのままになっている。おまけに、お金を入れたら、お金だけ食べて、商品が出てこないという憂き目にあったら、これはもう嫌になってもおかしくない。私の話である。

 それはさておき、最近とてもうれしい発見もあった。それは排泄に関することで、思ってもみなかったことで、便秘が解消されることに目から鱗だった。それまでずうっと毎日のお通じに効くのは、乳酸菌と食物繊維だと信じていた。実を言うと、私は何をしても上手くいかなくて、イライラしていた。しまいにはさじを投げて、もうそんなことはどうでもいいと考える事すらやめていた。そんなある日、日経新聞の土曜版で、便秘解消法について特集している記事を見つけた。そこには「朝起きたら、コップ1杯の水を飲む」と書いてあったが、その時の私は、「そんなの、誰でも知っているわよ」とあきれるばかりの態度だった。だが、よく読んでみると、続きがあって、それなりの条件があることを知ったのだ。要するに、コップ一杯の水と言っても、ただの水ではなくて”冷たい水”であること。それと、飲み方にも問題があって、ただ飲むだけでなく、一気に飲むということで、この”一気に”というところが重要なのだ。

 どうせたいしたことないと訝しく思いながらも、早速試してみた。私にはとてもコップ1杯の量の水は無理なので、コーヒーカップ一杯の水でやってみた。朝起きたらすぐに冷蔵庫に冷やして置いた水をカップに注いで、一気に飲んだ。すると、お腹のあたりで何やら反応があった気がした。今まで眠っていた腸が、急に冷や水を浴びせられてびっくりしている、そんな反応に思えて来た。いわゆる、腸のお目ざめである。さすがに一日目はお通じまでとはいかなったが、2日目に見事成功した。それまで、便秘は不調の根源だとの認識から、3日目には便秘薬を飲むようにしていたが、今ではもう必要なくなった。特に変わり映えしない方法だったので、たいして期待もしなかった。なのに、こんなに便秘に効くなんてと、予想外の嬉しい驚きだった。

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