人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ユーロスターのe-チケットが来ない

 

どうなってるの?と慌てたが、すぐにすべてを理解した

 先日何とかユーロスターのチケット予約をした顛末を書いたが、実はそのあとも肝を冷やしたことがあった。それは契約が成立して、受付番号や予約の詳細が書かれたメールを受け取ったにも関わらず、何処にもチケットの存在を示すサインがなかったことだ。要するに、普通はPDFファイルとかが添付されているはずなのに、何もないことに慌てふためいた。何か手掛かりはないかと、メールに表示されていた「my tiket」の文字をクリックしてみた。すると、「ユーロスターでは、御出発前にチェツクインして、e-チケットをお受け取り下さい。出発の30分前までに有効なパスポートを持って搭乗エリアにお越し下さい」との表示があったので、目から鱗だった。なぜなら、参考までに覗いたネットの『ユーロスターの乗り方』についての記事には、それについては一切触れられていなかったからだ。

 さらに、検索していたら、偶然見つけたヤフーの知恵袋には「私のユーロスターの切符は、どうやら駅でe-チケットに交換しないと使えないようなのですが、大丈夫でしょうか」との質問があった。それについての回答は、「ごく一部ですが、そのタイプのチケットもあるので、早めに駅に行くようにしてください」と助言していたが、その時の私にとってはまるっきり他人事だった。だが、今その他人事が、自分事になったわけで、そうなると、今の私は海外旅行初心者と何も変わらないのだ。国際列車の予約にはどのサイトがベストなのかさえもわからないし、予約すればすぐにe-チケットがメールで送られてくるのが当然と思っていたが、そうでもないことが分かった。ただ、サイトが格安チケットを売りにしているから、座席指定ができないとか、e-チケットが送られてこないというわけでもないらしい。

 いずれにしろ、予約は成立しているし、受付番号とも言えるレファレンス番号もちゃんと表示されている。となると、これはもう信用するしかないので、先方から受け取ったメールを印刷して持参し、現地に行くしかないだろう。それから先は自分次第なので、不測の事態にオロオロしないように語学力でも磨いておいた方がいいかもしれない。そうだ、忘れていた、私にはまだ予約しなければならない列車があった。それはパリのモンパルナス駅からスペインのサン・セバスティアンまでいくTGVのチケット予約だった。正確に言うと、パリからフランスのアンダイエまで行くチケットで、そこで降りて、スペインのウエスコトレインという私鉄に乗り換えてなければならない。

 試しにユーロスターを予約したのと同じサイトで,TGVのチケットを買ってみることにした。チケット予約の画面がわかりづらく苦労したが、何とか予約できてホッとした。2等車はどうやら座席指定ができないようなので、以前に乗ったことがある1等車のひとり席にする。あの時は本当に快適だった。贅沢だと思われるかもしれないが、2等車との差額は20ユーロだし、なんせ5時間の長旅なのだからそれくらいは許されていいと思う。

 さて、問題はe-チケットがちゃんと送られてくるかどうかだが、ユーロスターの時と同じように予約できた旨とレファレンス番号だけで、やはり、PDFファイルの表示はどこにもない。なので、また「my tiket」をクリックすると、今度はPDFの表示があったので胸を撫でおろした。早速印刷したものの、正直こんなに疲労困憊した国際列車の予約は後にも先にも今回が初めてだ。こんなに疲れるなら、サービス料10ユーロを払ってでも、例えば、ネットで勧めていたOMIOにした方がよかったのではと、これを読んでくださっている方々は思われるかもしれない。だが、事はそう簡単ではない。実際私も試してはみたが、そのサイトでは1等車の座席でさえ、窓側か通路側かの選択肢しかなく、乗客に好きな座席すら選ぶ自由は与えられていないのだから。

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