人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

運動不足に気づくとき

今週のお題「運動不足」

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 体重計が教えてくれた?

 あるアンケートによると、外出自粛で気づかされたことの第3位は「活動量が減り、食生活の見直しが必要だと言うこと」だそうです。外に出ないのですから、他人にもめったに会うことがないので、体形のことなど気にしません。知人も在宅勤務なので毎朝の朝礼の時は上だけワイシャツにネクタイで、下はパジャマで済ませているそうです。家では楽な格好をしているのですから、「あれ、ウエストがきついみたい?」などと気づく機会もありません。でも、お風呂に入るときなどには自分の目だけは誤魔化しがきかないので、恐る恐る体重計に乗ることになります。やはり、無駄な肉がついてしまったか!と運動不足な日常を反省し、何とかせにゃ!と自分に言い聞かせます。そこで、まず手始めに歩いてみたりするのですが、すぐには痩せられないのです。減量するには食べる量を減らす、つまり摂取するカロリーを抑えるのが一番の近道なのだと知ってがっかりした覚えがあります。

通勤が運動になっていた?!

 それから大半の人たちが、辛くて無駄だと思っていた通勤が「ちょっとした運動になっていた」ことに気づいたと言うのです。学生の人たちも「通学の自転車がいい運動になっていた」ことにコロナ禍で初めて気づかされたのだった。必要に迫られてやっていた毎日の行動が体形維持に一役買っていたとは知らなかった。ではコロナ禍で失ったこの貴重な機会をどう取り戻すのか、運動不足をどう解消するのか。

 それで多くの人が取り組んだのが「お家で運動する」ことで、テレビでも有名人の動画配信を利用して楽しんでいる様子が放送されていました。しかし、若い人ならいざ知らず、高齢者にとっては外に出られないのは致命的ともいえる打撃になるらしいのです。新聞の投書に載っていた愛知県に住む81歳の女性はコロナで外出自粛のときもラジオ体操をし、自宅でもそこそこ歩き、それなりに運動していると自信がありました。でも、その後、久しぶりに外出したら、疲れたのはもちろんですが、翌日大腿部がパンパンで痛くて、どうやら筋肉痛のようです。この方は図書館までの歩いて40分強の道を往復したそうで、いつもの慣れた道だったのです。だからこそ筋肉痛になったのがショックなのです。家で運動してそれなりの歩数も歩いていた、なのに外を歩いてみたらそれでは不十分だと証明されたわけです。ではどうすればいいのか、考えてみたが少しでも外出するしか策が思い浮かばないそうですが、残念ながら私も・・・。

高齢者は日常生活の中の運動でOK?

 以前雑誌で読んだ「高齢者の寝たきりのリスクとその予防についての対談」の記事はとても興味深いものでした。女優の山本陽子さんが日常の運動について専門医から質問されているのですが、「私は運動は何もしていません」と答えたのでこれからどうなるのかとドキドキしました。寝たきりを防ぐ10か条の中の一つに週に2~3回の30分程度の運動も含まれているからです。そしたら意外なことに専門医は「いや、別に日常生活の中で動けているのなら構いません」となだめるような発言をしました。すると山本さんは「私は普段からじっとしていられない性格で、常に動いているんです」。ふと写真を見ると確かに80歳を超えているとは思えないほど若々しい容貌です。思えば、中年の頃から美しさを維持するために情熱を注いできた方なので、普通の80歳とは比べ物にならないのですが。いずれにしろ、この対談でわかったのは、意識して歩いたりしなくても、日常の拭き掃除や庭仕事などで身体を常に動かしているのであれば問題ないと言うことです。

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