人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

アルハンブラの夢とウイーンの美女

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上の写真はチャピス坂から見たスペインのアルハンブラ宮殿

返金不可のホテルに注意

私の失敗談なのですが、安さにつられてキャンセルの時に返金不可のホテルを予約してしまいました。アルハンブラ宮殿に行きたくて、スペインのグラナダアルハンブラ・ドリームと言う名前のホテルを予約してしまったのです。アルハンブラの夢だなんてすごくいい名前だなあと単純に思ったんです。宮殿には近いと書いてあったのですが、部屋から宮殿が見られるとは一言も書いてありません。ところが、偶然、アルハンブラを部屋から見られるという他のホテルを見つけてしまったのです。グラナダの高台にあってモンテクロスと言う名前なのですが、今人気のあるアパートメントなのです。正直迷いましたが、アルハンブラ・ドリームをキャンセルしました。もちろん3万円近くのお金は戻ってきませんでした。でも現地に行って見て自分の判断が正しかったことがわかりました。モンテクロスはタクシーでは行けないくらいの高台にあって、ホテルのサインを見てからも階段を上って行かなければなりません。そのため本当に見晴らしがよくて、アルハンブラ宮殿がすぐそこにあるように感じられるのです。サイトに書いてあった通りの光景に大満足だったので、キャンセルして正解でしたし幸運だったと思います。あるときホテルから少し道を下ったところを散策していたら、キャンセルしたホテルに遭遇しました。2階建てのこじんまりしたホテルでしたが、やはりキャンセルしてよかったと思いました。モンテクロスに3泊したのですが、いつもアルハンブラ宮殿と一緒に居られたので思い出深い旅行になりました。結論としては、いくら安くても何があるかわからないので、返金不可のホテルは利用しないほうが無難です。

ウイーンの美女はフレンドリー

私が抱いていたウイーンのイメージは知的で高級感あふれるものだったのですが、実際は全く違いました。オペラ座の前では中世の衣装に身を包んだカップルがチケットの呼び込みをしています。私たちのところにもやって来てチケットを勧めてきます。記念に写真を撮ってくれるように頼む観光客もいます。それでふと思ったのです、ウイーンはパリよりも庶民的な街なのではないかと。私が出会った美女も本当にフレンドリーな人でした。その日、翌日に乗る予定の空港へのバス停の場所を下見にやって来ました。そこにはちょうど市内へのバスターミナルもあったのです。すぐ前にはお店がずらりと並んでいます。アイスクリーム屋さんやピザ屋さんとかがあって、いろんな食べ物が売っています。バス停を捜しに来たものの、なかなか見つからないので誰かに聞こうかと思っていたら、ピザをパクつく美女に出会いました。バスを待ちながらピザの箱から食べているんです、バス停で堂々と。イスなどなくてもかまわないみたいで彼女にとっては普通のことなのでしょう。もし彼女がピザを食べていなかったら、声をかけるのをやめたかもしれません。金髪で女優さんみたいに綺麗な人だったからです。その人がまたフレンドリーで、自分は分からないのでバスの運転手さんに聞いてくれるというのです。すぐには分からなくて2~3人の運転手さんに聞いてくれてやっと空港へのバス停を見つけることが出来ました。実際にそこに行って見たら、木の陰に隠れた目立たないところにありました。

 

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私の海外旅行のポリシー

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貴重品はバッグに入れない

海外旅行に出かけるときは大事なのはずばりパスポートとお金です。命の次に大事なのはパスポートです。空港内とか飛行機内なら手に持ったり、バッグに入れたりしても大丈夫だと思います。でも空港を一歩出たら手に持つバッグには絶対入れないほうが安心です。大事なものは肌身離さず持つのが一番いいので、自分で身に着けてしまうのです。もう今はないのですが、昔旅券を申請するパスポートセンターに地球の歩き方クラブのショップがありました。そこで旅のいろいろなグッズを売っていたので貴重品入れを見てみました。ですが、首から吊り下げるタイプはいかにも”ここにあります”と教えているようで実用的ではないのです。ベストのようなタイプでファスナーがついたポケットがたくさんあるものが便利だと思います。ただ、冬なら暖かくていいのですが。暑い夏には向かないと思うのです。それで、自分で作ってしまいました。初めての海外旅行から今までずうっと愛用している貴重品ベストです。

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まず、ユニクロで買ってきた綿100パーセントのランニングのシャツを用意します。あとは100円ショップのファスナー付きのメッシュのポケットを縫い付けるだけです。やはり中身が見えてしまうのが嫌なので上から布でカバーをかけました。

これから出会う人はすべていい人

海外旅行に出かけるとき、私はいつもこう思うんです、「これから自分が出会う人はすべていい人」と。だから遠慮なく、ためらうことなく自分の近くにいる人に助けを求めるようにしているんです。でも誰でもいいわけではなくて、駅では制服を着ていて、明らかに職員だと分かる人を見つけて質問するのです。だから現地の言葉が必要なので、あらかじめ役に立つ表現を覚えておきます。わからなくてどうしようかと迷っているより早く問題が片付きます。去年パリに行ったのですが、ヴェルサイユ宮殿の列車が何番線から出るのかわかりません。ふとホームの脇を見ると職員と思われる3人の男性がおしゃべりしていたので、これはチャンスと思い、教えてもらいました。日本ではこんな光景は見られなくなりましたね、東京駅なんて日本人向けの案内所なんてないし、そもそも職員がウロウロしていないので聞こうにも聞けないのです。

自分の近くにいる人に買ってもらう

最近は地下鉄や列車の切符は窓口ではなくて、ほとんど自動販売機で買うのが普通になってきています。たいていは表示される指示に従えば、なんとか買えますが、どうしても買えない場合があります。そんな時は、自分の後に並んでいる人に順番を譲ります。そしてその人が切符を買ったら、すぐに、「切符の買い方が分からないのだけど」と助けを求めます。それも何となくこの人なら大丈夫そうな人を選ぶのですが、たいていの人が親切に教えてくれます。私も最初から積極的になれたわけではないのです。以前ウイーンで地下鉄に乗ろうとしたことがあったのですが、自動販売機しかありません。そして尋ねる人も誰もいないので結局諦めてしまいました。そう言えば、本当かどうかは知りませんが、危険情報が載っているガイドブックに「ウイーンの地下鉄は要注意」と書いてありました。

 

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ミニバーから連想されるもの

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上の写真はホテルコンコルドモンパルナスの客室に飾ってあったエッフェル塔の変遷の図。

ミニバーと言えばコンコルド

今日の新聞に「ホテルの客室で冷蔵庫(ミニバー)のジュースを飲んだら、その消費税率は10パーセントか8パーセントか」という記事が載っていました。それを読んだら過去に泊まったホテルのことを思い出してしまって、それでこのブログを書いています。去年の10月にパリのモンパルナス駅近くのホテルコンコルドモンパルナスに泊まりました。翌日にTGVに乗ってスペインのサンセバスチャンまで行こうとしていました。正確に言うと、スペイン国境に近いアンダイエと言う街まで行ってそこから私鉄に乗り換えるのです。朝早い列車なのでなるべく駅に近くてミニバーのあるホテルに泊まりたかったのです。それに客室からエッフェル塔が見える部屋が格安になっているので泊まることにしたのです。ただ気がかりなのはキャンセルの場合は返金不可という条件でしたが一泊なのでまあいいかと言う感じでした。部屋に入ってミニバーを開けてびっくり、何も入っていないのです。それに冷たくもないので、電源が入っていないのではと思って確かめるとコードが切られていました。早速、レセプションに行って現状を話すと、悪ぶれることなく、当然のように、「ミニバーは使えないのでルームサービスを利用してください」と言うだけです。チェックインの時にひとこと言ってくれればいいのにという気持ちを押し殺して、返金不可ってこういうことだったのかと諦めました。予約確認書にはちゃんとミニバーが使えると書いてありますが、いかなる変更も受け入れざるをえないのです。ネット予約というのは便利なようで、なにか問題が起きた時はこちらが嫌な思いをすることが多いように思います。

下の写真はホテルの部屋から撮ったエッフェル塔です。実際はもっと近くにあるのに携帯のカメラでうまく撮れなくて残念で仕方ありません。

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4つ星ホテルが安いわけは?

以前スペインのバルセロナで駅前にある4つ星ホテルのプラザカタルーニャに泊まりました。カタルーニャ広場から近いベルガラ通りにあって、地下鉄駅はすぐだしとても便利でした。このホテルに7泊しましたが、問題はミニバーが故障しているのか全く機能しなかったことです。最初は分からなくて,スーパーで買ってきた飲み物を入れていたのですが、いつまで待っても冷たくなりません。一応中身はちゃんと入っているのですが、冷えないのでただの物入れでしかありません。ホテル側がミニバーが故障しているのを知らないわけはないので、そのまま放置しているのだと思います。それに宿泊料金が半額程度と格安なので文句を言うつもりはありませんでした。キャンセルの場合も返金不可ではありませんでしたし。

最後に余談ですが、初めて海外旅行に行ったイタリアでのことです。まだミニバーというものの存在も知らない頃の話です。あの頃はまだホテルのクーポンみたいなのがあって先にお金を払って行きました。とても暑くてのどがカラカラだった私たちは、たまらずミニバーの飲み物を飲み尽くしました。たしかフィレンツェの3つ星ホテルだったと思いますが、後で請求されなかった思い出があります。

 

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映画「白夜」とAI

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夜中に恋愛

昨日パソコンの動画サービスで1957年の古い映画「白夜」を見ました。あの有名な映画監督ヴィスコンティの作品でヴェネツィア国際映画賞で銀獅子賞を取った作品です。転勤してきたばかりの青年マリオが運河のほとりで少女ナタリアと出会う場面から始まります。この映画の場面はほとんど夜中で、題名が白夜なのもわかります。マリオはたぶん昼間はどこかの会社で平凡ながらもまじめに働いていると想像できます。でも夜中にはナタリアと過ごしていて、あまり寝ていないのに睡眠不足でもなんとかこなせる仕事なのだろうかといろいろとどうでもいいことを考えてしまったりして。まあ、自分の若い頃を思い出せば、恋をしているのだから、眠いなんていってる場合ではありません。若いから、睡眠不足なんて関係ないですよね。ナタリアは誰が見ても可愛いし、美人ですから。

白夜と言えば、夏のロシアで本物の白夜を偶然に経験しました。夜の9時過ぎになっても空や辺りが暗くならないで、白っぽいままの状態で朝まで薄明かりの中にいるようでした。不思議な感覚がして、いつもなら眠くなるのに朝になるまでずうっと外を眺めていた記憶があります。

毎晩彼女に付き合う

1年後に会う約束の恋人を待っているナタリアに付き合っているうちに、マリオはいつしか彼女のことを好きになってしまいます。いいえ、もしかしたら最初から一目ぼれしたからこそ彼女の夢物語?に付き合ってしまったかもしれません。そうでなかったら彼は相当のお人よしではありませんか、見ず知らずの他人のために毎晩付き合うなんて。やがて毎晩の待ち合わせがまるで恋人同士のデイトのようになっていき、彼は彼女を遠回しに口説くようになってしまうのです。彼女の恋人が現れないのをいいことに「君は騙されたんだ、彼のことは忘れて二人で幸せになろう」と最後には彼女の決断を迫るのです。

やはり見返りが欲しくなる

マリオも最初は親切心から親身になってナタリアに付き合っていたと思うのです。どうせ暇だし新しく来た街で知り合いもいないからという何でもない理由からです。でも彼女と過ごす楽しい時間が彼の心の中で多くの部分を占めるようになったとき、彼女を独占したくなったのです。それと彼女に尽くす自分の気持ちに見返りが欲しくなったのは当然といえます。二人が新しい出発を誓った時、すべてうまく行くように思えたのです。でも、なんと待望の恋人が現れて彼は失恋しました。彼女は恋人を愛していると再認識して、彼に感謝しながら彼のもとを去りました。

AIとの恋愛も可能に

最近、朝日新聞に「AIとの恋愛も可能に」なるという記事が載っていました。生身の人間だからこそ、人の気持ちはどうすることもできないし、また失恋して傷つくことも仕方のないことだと諦められるのです。彼女を思って過ごした時間は残念ながら帰っては来ないし、その時間が無駄だと思うなら恋愛などしないほうがいいのです。失恋がない恋愛、つまり完璧な恋愛がいいのです。つまりデジタルの恋人との恋愛でVR(仮想現実)と組み合わせれば、恋愛は十分成立すると指摘されています。すでに「女子高生AI」というアプリでメッセージのやり取りができるようになっているとかでけっこう人気があるようです。AIに人の代わりが務まるかどうかはともかく、恋愛の美味しい部分だけを体験できることは間違いないようです。

 

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私の海外旅行術

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ガイドブックを持って行かない

海外旅行に出かけ始めた頃、書店でいろんな人の「これが最高の旅行術」というものを参考にさせていただきました。まず最初は現地の情報収集についてですが、ガイドブックとインターネットでの皆さんの貴重な体験の情報が頼りです。JTBのベテラン添乗員さんからのアドバイスはガイドブックをそのまま持って行かないということです。必要な情報だけを持っていく、つまり必要な部分だけをノートに貼って持って行き、現地で開くようにするといいそうです。私はいつもこの方法を実践し、旅行ノートを作って持って行き、街角で開くようにしています。最近のテレビ番組でも、あの池上彰さんが現地でガイドブックを開いて見ていたら、自分が旅行者だということを周りに知らせるようなものだと言っておられます。外国は日本と違って危険だということを強調しておられました。

現地で地図は見ない

現地の街角で地図を見ている方をたまに見かけますが、私はいつも地図はノートに貼って持って行きます。空港から市内への行きかた、滞在先の街角の地図、ホテルまでの行きかたの地図など、ノート一冊にすべての大切な情報が詰まっています。旅行前にすべての行程をシュミレーションしてみて、その順番通りに必要な情報を地図も含めて貼っていきます。もちろん、美術館の館内の情報もすべてノートに貼って迷わないようにしていました。パリのルーブル美術館は日本語のパンフレットがわかりやすいのでまだいいのですが、ロシアのエルミタージュ美術館などは広すぎてパンフレットだけではわかりにくいのです。それでもクロークに預けたコートを持たずに美術館を出てしまったことがあるのです。それはやたらに出口が多すぎるからなのですが、係の人にとっさのロシア語で説明すれば入れてくれるので心配いりません。それにロシア人は優しい人が多いですから。英語も大事ですが、しゃべれない私がいうのも説得力がないのですが、やはり現地の言葉の勉強は役に立ちます。

列車のチケットは必ず再確認する

最近は列車のチケットもネットで買うEチケットが多いのですが、だからこそ前日の再確認が必要だと思うのです。ほぼ100パーセント信じていいと思うのですが、列車に乗る前日に駅の窓口に必ず確認しに行きます。昔オーストリア国鉄のサイトでチケットを買ったときは、国際書留で自分の家まで届いて驚きましたが安心しました。

以前スペインのサンセバスチャンの駅に列車のチケットの再確認に行きました。バルセロナ行のチケットなのですが、普通列車の改札口しかなくてどこから乗ればいいのかわかりません。窓口の人に聞いてみると、ただ向こうの方を指さすだけで何のことだかわかりません。さらに尋ねると、しようがないと言う表情で出てきてくれて窓口の反対側にあるシャッターを指さして説明してくれます。時間になるとこのシャッターが開くのでここの前で待てばいいと教えてくれました。当日の朝駅に行くと話のとおりシャッターが開いていて、ガラスの向こうには荷物検査のレーンが見えました。

 

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凪のお暇(8月30日分)を見て

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コインランドリーを経営?

コインランドリー店を閉店するつもりのおじさんの冗談が黒木華さん演じる凪ちゃんに夢を見させました。「あんたたちみたいな若い人が誰か継いでくれたらいいのに」なんて言葉に反応してしまったのです。最初は淡い夢だったのに、坂本さんと話すうちにだんだんと現実味を増してきました。みんなが利用するところだし、無くなったら困ってしまうので必死なのです。ゴンさんも店のイラストを描いてくれました。今一番モチベーションが高まっているのです。これからどうなるか楽しみになってきました。

凪ちゃんが忘れられないシンジ

凪ちゃんにやさしい言葉のひとつもかけられず、自分の本当の気持ちをシンジは伝えられていません。彼女を目の前にすると、ついついひどいことばかり言ってしまいます。そして、一方の凪ちゃんも彼の表面しか見ようとしないので、シンジとの間にいい思い出なんかないというのが本音なのです。彼のひどい言葉や行動に惑わされて、本音が読み取れなくて自分がみじめになってしまうのかもしれません。やっぱり人間だれでもわかりやすいものを好むのです。外国人のように好きなら優しくすればいいなら、シンプルでなんの苦労もいりません。ところが、人間は本来複雑な生き物で、だからこそそれぞれの人生が深みを増して面白いのです。

男性と女性の気持ちは違いすぎる

テレビの番組で集団お見合いの番組をやっていますが、ちょっとした人間ウオッチングが面白いです。男性と女性の気持ちはこれほど食い違うものなのかと驚かされます。男性は第一印象で自分がいいと思った人は何があっても最後まで変わらないのです。フリータイムでいろんな人と話して、他の人を誠実ないい女性と感じたとしても自分の決心が変わることはありません。他の女性から積極的にアプローチされたとしても、その努力を評価することはありません。その点では男性は本当に純粋なのではないでしょうか。

女性はというと、かなり計算高くて、自分の気持ちよりも相手の自分への気持ちを優先させる傾向があるようです。だから第一印象で選んだ相手は最後には他の男性に変わってしまう人がけっこういるのです。まだ昔のように愛される方が幸せだなんて考えが残っているなんて不思議でしかありません。自分の幸せは自分の気持ちで選ぶのが現代の女性だと思いますが。

シンジが凪ちゃんに告白

新たな展開です。シンジがお兄さんに本当の自分の姿を指摘されてパニックになって倒れてしまいます。でもそのおかげで凪ちゃんの気持ちを察することができて、彼女の苦しみを少しは理解できたみたいです。突然ぬか床を取りに来た彼女に、思わず「好きだったんだ」と告白します。そして自分が彼女を傷つけたことについて「ごめんな、幸せにしたかったのにできなかった」と泣いて謝ります。凪ちゃんはシンジの自分への思いを知っても心に動揺はないのでしょうか。それとも、過去は全部捨てたいのですからたいして関係ないのでしょうか。

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悩みだった自由研究

今週のお題「わたしの自由研究」

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夏休みの最後に慌てる

子供ころはいつも夏休みの最後に自由研究をどうするかで慌てていました。一番手っ取り早く出来るものとしては植物標本で、いわゆる押し花でした。幸い田舎に住んでいたので、あたりには材料になりそうな草花がいっぱい生い茂っていました。さっそく、草を根っこから引っこ抜いてきて、新聞紙のなかに形を整えて挟み、厚い本をのせて重しをして1日置いておきます。あとは画用紙と閉じひもを買ってきて、テープで止めればできあがりです。青い小さな可愛い花のツユクサやピンクの粒粒の花がついたイヌタデなどの草を久々に思い出しました。

考えてみると、朝顔の観察日記を書くのもわりと取り組みやすそうですが、簡単そうでなかなかできることではないのです。朝顔の毎日の様子を絵日記ふうに書いたら、きっと楽しそうですが、現実問題としては面倒でだめなのです。だって、夏休みの日誌の天気だってまともに記入できないのですから無理なのです。

デパートに助けを求める

当時、子供の自由研究をどうするかに困った母親は私をデパートに連れて行きました。今のようにインターネットで検索が出来なかった時代なので、デパートだけが頼りなのです。自由研究のコーナーがあって、係の人が親切に相談にのってくれるので安心なのです。説明を聞いて、わからないところはすぐに質問できるし、なによりも完成した作品を持ち帰れるところが便利です。最近でもよくテレビのニュースで、自由研究コーナーが話題になって、悩める親子を助けています。それから女の子向けに手芸コーナーというのがあって、誰でも簡単に作品が作れるキットが売っています。材料も道具もすべてセットになっているので、家に帰ってすぐに作品が作れます。ちなみに、私の買ったキットは、台所用品のざるが3つと赤、青、黄色のビニールひもがセットになっているものでした。それで飾りかごを作って学校に持って行きました。

自由研究は無意味?

新聞の記事によると、現代においては夏休みの自由研究は意味がないのではという意見があるそうです。それは結局は子供がやらなくて、親がすべてやってしまうからだそうです。それに塾の勉強で忙しい子供に代わってやってくれるサービスもあります。それが商売として成り立っている世の中だからこそ、そういった声も人々から上がってくるのだと思います。読書感想文なども、本人が書いたのだと思わせるように書くのがプロの仕事だそうですが。あるいは、なんでもメルカリで調達できるという現実もあります。

以前、カフェでコーヒーを飲んでいたら、偶然隣の席の人たちの話を聞いてしまいました。ママ友の方たちの子供の自由研究の話で、そのうちのひとりの子供はずずむしの観察を毎日しているそうです。それも、ただ見ているのではなくて、いろんな果物の果汁を与えてみて何を一番好むかを調べているのだそうです。それを聞いて皆さん感心していましたし、私も心の中で同感しました。

 

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