人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

悩みだった自由研究

今週のお題「わたしの自由研究」

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夏休みの最後に慌てる

子供ころはいつも夏休みの最後に自由研究をどうするかで慌てていました。一番手っ取り早く出来るものとしては植物標本で、いわゆる押し花でした。幸い田舎に住んでいたので、あたりには材料になりそうな草花がいっぱい生い茂っていました。さっそく、草を根っこから引っこ抜いてきて、新聞紙のなかに形を整えて挟み、厚い本をのせて重しをして1日置いておきます。あとは画用紙と閉じひもを買ってきて、テープで止めればできあがりです。青い小さな可愛い花のツユクサやピンクの粒粒の花がついたイヌタデなどの草を久々に思い出しました。

考えてみると、朝顔の観察日記を書くのもわりと取り組みやすそうですが、簡単そうでなかなかできることではないのです。朝顔の毎日の様子を絵日記ふうに書いたら、きっと楽しそうですが、現実問題としては面倒でだめなのです。だって、夏休みの日誌の天気だってまともに記入できないのですから無理なのです。

デパートに助けを求める

当時、子供の自由研究をどうするかに困った母親は私をデパートに連れて行きました。今のようにインターネットで検索が出来なかった時代なので、デパートだけが頼りなのです。自由研究のコーナーがあって、係の人が親切に相談にのってくれるので安心なのです。説明を聞いて、わからないところはすぐに質問できるし、なによりも完成した作品を持ち帰れるところが便利です。最近でもよくテレビのニュースで、自由研究コーナーが話題になって、悩める親子を助けています。それから女の子向けに手芸コーナーというのがあって、誰でも簡単に作品が作れるキットが売っています。材料も道具もすべてセットになっているので、家に帰ってすぐに作品が作れます。ちなみに、私の買ったキットは、台所用品のざるが3つと赤、青、黄色のビニールひもがセットになっているものでした。それで飾りかごを作って学校に持って行きました。

自由研究は無意味?

新聞の記事によると、現代においては夏休みの自由研究は意味がないのではという意見があるそうです。それは結局は子供がやらなくて、親がすべてやってしまうからだそうです。それに塾の勉強で忙しい子供に代わってやってくれるサービスもあります。それが商売として成り立っている世の中だからこそ、そういった声も人々から上がってくるのだと思います。読書感想文なども、本人が書いたのだと思わせるように書くのがプロの仕事だそうですが。あるいは、なんでもメルカリで調達できるという現実もあります。

以前、カフェでコーヒーを飲んでいたら、偶然隣の席の人たちの話を聞いてしまいました。ママ友の方たちの子供の自由研究の話で、そのうちのひとりの子供はずずむしの観察を毎日しているそうです。それも、ただ見ているのではなくて、いろんな果物の果汁を与えてみて何を一番好むかを調べているのだそうです。それを聞いて皆さん感心していましたし、私も心の中で同感しました。

 

mikonacolon