人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ブログで元気になれる

特別お題「わたしがブログを書く理由

一文にもならないが、驚くべきことに、役に立つ!

 いきなり、ブログを書く理由を聞かれても、私には即答できるほどのポリシーはありません。コロナ禍の日々を過ごす中で、その日を何とかやり過ごすために自分にルーティンを課しました。それが、早朝散歩、ブログ、簡単なトイレ掃除と床掃除で、いつの間にかその習慣が身について、身体が自然と動くようになりました。この夏の酷暑で朝から、ヘロヘロのヨレヨレ状態なのに、身体は容赦なくルーティンを実行しようとするのです。正直言って、「もう今日はブログなんて、書けない」とやめようと思ったことが何度あったことか。それなのに、嫌々パソコンの前に座ると、あら不思議、なんだかやる気になるのです。それまでは、何も書くことが頭の中に浮かばず、集中力が続かないからダメと諦めていたのに。

 これって、いわゆる、「スイッチが入る」という状況なのでしょうか。となると、いつものように、自分に制限時間を課して、字数も1500字以上は書こうと集中できるんです。私が勝手に決めたノルマは、理想は1時間で1500字程度ですが、現実には1時間半かかります。こう暑いと、初めから、今日はホントに無理!と弱気にもなりますが、500字くらい書けると、内心ほっとします。それでさらにブログのテーマの中に没入し、楽しくなり、文字数が1200字を超えると、これで今日も何とかなりそうと一安心です。でも油断は禁物です。最後の詰めが肝心で、あまりにも楽観し過ぎると、ブログをどう締め括ろうかと悩むことになります。ブログは興に乗ったときは楽しいのに、時には上手く書けない時があります。いや、どう見てもそっちの状況の方が多いです。それでも、とにかく書かないと、なんだか落ち着かないんです。毎日ご飯を食べるのと同様に、ブログを書くことは私にとってはそれくらい自然なことです。 

 さて、今日もこうしてブログを書いているわけですが、朝起きたばかりの頃と比べると、嘘のように元気です。頭の中のモヤモヤが霧散し、身体も元気を取り戻しつつあります。こうなると、ブログはまるで、起死回生の特効薬とでも言いたくなりますが、それは残念ながら、一時的な錯覚にすぎません。なぜなら、私の身体はすぐに寝起きのヘロヘロでヨレヨレの状態に戻ってしまうからです。正直言って、最近は毎日生きるのが辛いです。特にこれって言及するものがないのに、ただ生きるのが辛いだなんて、ありえない状況です。どうやって、今の記録的な酷暑に抗って生きて行けばいいのかわかりません。

 それはともかく、ブログを書くことは自然なことだと、正論じみたことを言っている私ですが、少しは下心もあるにはあるのです。それは新聞などで、時折見かけるエッセイや、小説などの募集広告をみると、ダメもとで出してみたらどうだろうか、などとチラッと思ってしまうこと。実際、応募してみたこともあるのですが、もちろん、箸にも棒にもかかりません。ある文学賞には、過去のブログの記事をいくつか参考にして書いた作品を送りました。すると、編集者の人から、「もしご希望なら、自費出版を考えてみては」などという誠に親切なアドバイスも頂きました。速達と書かれた封筒を開けて読んで見たら、がっかりして、思わず文面を破り捨てました。

 それでも、文章というものは、いくら上手く書けなくても、文才がなくて駄文だと笑われようと、自分で書かないことには、自分の言いたいことを伝えることはできないのです。ブログはある意味、自由でとても楽しいものです。お金を貰っているわけではありませんから、余計な制約などありません。ただ、文章というものは勢いというものがなければ、書けません。『ホテル・ローヤル』の著者の桜木紫乃さんも、娘さんの就活で作文指導を頼まれたとき、「800字の文章を書くのに1時間もかかっていては、その時点でもう終わり。せめて30分程度で書けないと通用しない」とアドバイスしたそうです。ここでの”勢い”というのは、いわゆる、あるテーマに対しての自分の考えを吐き出すエネルギーという意味です。

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