人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

幸せでいるために自分が変わる

お題「#この1年の変化

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最初は我慢で始まったが、すぐに限界に

 コロナウイルスによる感染症が流行り始めた頃、2~3か月もすれば終わるだろうと簡単に考えていました。だから少しくらいなら我慢できると思っていました。ところが、夏になっても、秋になっても終わりません。政府がgo-toキャンペーンを奨励しだしたので、少しは明るい希望が見えてきたと楽観しました。でも12月に入ると感染者が急激に増えて、年末の帰省や旅行を控えるようにまたもや自粛を促されました。こうなると、もう我慢だけでは毎日をやり過ごすのは限界になってしまいました。

 当然のことながら、普通の人は海外旅行ができないので、現地に行く夢を見たり、妄想に耽ったりするしかなす術がありません。でもそんな中でも、新聞や雑誌を読んでいると、ちゃんとパリや他のヨーロッパ諸国に行っている人たちがいることを知って驚きを隠せませんでした。要するに仕事、つまり演劇の上演や取材のために行くのは不要不急ではないのです。強い意志と目的があれば誰にも止められないのです。私の正直な気持ちは「何もこんな時に行かなくてもいいのに!」なのですが、当事者にして見れば、「こんな時だからこそ、芸術の火を消してはいけない!」と言いたいのです。それにゴルフ、スケートやスキージャンプなどの選手も海外の大会に積極的に参加しているのです。

 仕事の名目でならOKなのかと羨ましい気もするのですが、いやいや立場が違うでしょうと嫉妬心を無理やり抑え込みます。彼らが自分の生活のため、あるいは立ち位置を守るために敢えて行動している。そう考えたら、自分の生活はこの先どうなるんだろうと不安になってきた。世の中はお金持ちの人達が自由に動かしていると思ったら、私たち庶民だったなんて、とても信じられない。コロナウイルスの感染拡大阻止のために移動が禁止されて、飛行機が飛ばなくなる日が来るなんて誰が予想できただろうか。そして街にも変化の波は襲ってきて、デパートの閉店が相次いでいる。みんな対面で物を買わなくなったのだ。そう言えば、2月28日の昨日は東京の恵比寿にある三越が閉店した。実に寂しくて残念なことだ。買い物がネットのみとなったら、ウインドウショッピングや商品を自分の目で見て選ぶ楽しさはこの世界から消え失せてしまうのに!

不透明な時代を生き抜くために自分を変える

 冷静になって考えてみると、コロナが終わったら海外旅行へなどと甘いことを期待すべきではないかもしれないのです。そうなったら、これまでの財政支出を取り戻すために大増税が行われるのは必至ですから。先日NHKの語学講座の3月号のテキストを買ったら、思いがけず衝撃を受けてしまいました。なんと4月から価格が495円から580円に値上がりするとのお知らせが載っていたのです。すっかり忘れていました、毎年4月は値上げの春でもあったことを。今のように庶民にとっては大変な時期であっても値上げは容赦なくするのですね。もしこれがいつもと同じ状況なら、またか!で済ませられるのですが、今の現状では困惑するばかりです。こんな現実を突き付けられたら、周りは変えられないので、自分を変えるしかないのです。自分が少しでも幸せでいられるように考え方はもちろん、暮らし方を変えてみるしかないのです。

 よく誰もが、何かが起きたときは「そうなったらそうなったで臨機応変にすればいい」と簡単に言います。でも実際には、ごくわずかな人にしかそんな適応能力は備わっていないのです。以前はマスコミや新聞が「AI(人工知能)に仕事を奪われる時代がもうそこまで来ている」と騒ぎ立てるので怯えていたものです。でも具体的に何をしたらいいのかはどんな本を読んでも教えてはくれませんでした。そしたら、SF 小説に出てくるようなコロナウイルス感染症に襲われてパニックになってしまった。そんな中でどうしたら心の平安を維持したらいいのか自分なりに考えてみた。まず、生きていくのには食べ物が必須アイテムでそれを買うお金が必要になる。でもそのお金も今までのようにきちんと毎月入って来るとは限らない。そんな気配をひしひしと感じて不安になってしまう。だから自分は最低いくらあったら毎月やっていけるのかを知りたいと思って実験してみた。どうしても必要なのは、私の場合、お米と味噌、野菜それに動物性たんぱく質を取るための肉でした。毎日の食事は粗食にして、給料日だけ好きな物を食べてみた。少ないお金でそれなりに満足できる自分を作るのが今の私の目標で、やっていける自信がついたら、自ずと心の平安が得られると確信しています。

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