人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

コロナ禍で子供に人気の職業とは

お題「#この1年の変化

f:id:mikonacolon:20210301171359j:plain

 子供がなりたい職業はユーチューバー

 先日テレビを見ていたら、今どきの子供がなりたい職業は何かというクイズをやっていました。一昔前なら、男の子は野球選手やサッカー選手ですが、今の世の中ではユーチューバーが断然人気なのだそうです。それで、もしも自分の子供にそれになりたいと言われたら、どうするかというような話を番組の中でしていたのです。普通の親なら困惑してしまいそうですが、石頭がほとんどの親の想像力は悲しいくらい乏しいのが現状です。親がこれまで信じて疑わなかった固定観念が通用しなくなっているのは確かなのです。なぜかというと、コロナ禍で自分の仕事がこの先どうなっていくかさえも分からないからです。だから自分の子供に絶対こうすれば間違いないというような「正しい道」を示してやることができないのです。

 昔の親がよく言っていた真っ当な職業、例えば大きな会社の社員になることでさえ、会社は潰れないとしても自分がリストラに会うかもしれないので絶対的な職業ではなくなったのです。親も子供の将来を考えると悩みが尽きなくて右往左往している状態では、もはや子供の好きにさせるしかないのです。だから、子供がユーチューバーになりたいといったら、「そんなものになってどうするんだ、生活できるのか!」などと一喝するようなことはしないほうがいい。むしろ親も一緒になって面白がってやってみるのも一つの対応の仕方なのだ。子供がせっかくやってみたいとやる気を出したのに、それを阻止してしまうのはせっかくのやる気の芽を摘み取る行為にほかならない。好きなことはできるだけやらせるのが親が子供にしてやれる唯一の援助なのだ、と言うわけなのです。

昔の固定観念は過去のものに

 結局、昔からすると全く正反対のことを子供に言わなければならないのです。もう何ひとつ変わらないものなんて存在しないのだと知ってしまったからです。だったら自分が信じられるものはただ一つ、自分が面白いとか、楽しいとか思えるようなものを仕事にできたらいいのではと考えるのは自然なことです。子供がユーチューバーになりたい気持ち、わかるような気がします。だって、たまにテレビで紹介しているのを見ると思わず見とれてしまいますから。アイデアの斬新さ、創意工夫がされていて誰が見てもその映像に惹きつけられます。よくこんなこと考えられるなあ、と感心してしまうと同時に、自分だったらと想像してみると大変だなあと考え込んでしまいます。ユーチューバーが心から楽しんでやっているとしたら、それはもうものすごい才能なのだと脱帽するばかりです。

 番組ではユーチューバーのリアルな実態、つまり収入についても言及していました。一番多く稼いでいる人は億単位なのですが、少ない人は月何千円だそうで、個人差がありすぎます。でも小学生の子供でもできるし、子供が考えつくことは大の大人が驚かされることも多くあります。世界で一番多く稼いでいるのは、なんと9歳の男の子だそうです。チラッとテレビで見ただけなのですが、プラレールのような列車を組み合わせて自由自在に映像を作っているのです。本人は純粋に楽しくてたまらないからやっているだけと男の子の父親がインタビューに答えていました。お金を何とかして儲けようというよりも、楽しいから、好きだからやるという気持ちが原点にあるようです。だから、とりあえず、子供の言うことを素直に聞いて好きなことをやらせてみる寛容さが親には一番必要なのです。何の役にも立ちそうにないことであっても、子供の気持ちを尊重して我慢強く見守る、それってよく聞く理想的な意見ですよね。でも現実にはなかなか実行できないのです。頭ではわかっていても行動がついて行かない、だからまず親が自ら変わる努力をすることがこれからを生き抜いていくために必要なことだと思うのです。

mikonacolon