人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

フランスを旅してわかったこと⑥

フランスの田舎でハエを殺しまくる!! 

 

 タクシー運転手に騙されながらも、何とかホテルにたどり着くことができました。

 

 バス停の真ん前にあり、橋のたもとにあるホテルで部屋は橋の下にありました。

 

 昔はたしかに水が流れていたらしいですが、ほとんど水は流れていなくて雑草が生い茂っています。

 

 すると、あたりから何やらぷ~んと鼻をつく匂いがするのです。

 

 「もしかしてこれってウンチの匂いなの?」と思って、あたりを見回すと、近くに馬小屋があったのです。

 

ホテルにはもちろんエアコンはついていませんし、網戸すらついていません。

 

ですので、暑いので窓を開けっぱなしにしなければ、とても部屋にいられないのです。

すると、ハエがやたらと入ってくるのでうっとおしいのです。

 

親子は部屋に置いてあったパンフレットを、ハエたたき代わりに使ってハエを退治し始めました。

 

「私たちにハエを殺せると思う?」と自信がなかったのに、やってみると想像したよりうまくいきました。

 

日本と違ってハエの動きが素早くないので、鈍い親子にだってつぎつぎと殺せるのです。

 

日本でハエを殺したことがなかった親子は、やむをえずハエを殺しまくりました。

 

最後には、疲れたけど、けっこう楽しかったそうですから。

 

結果的には、楽しくて貴重な体験?をした親子でした。

 

フランスの美少女の誘いを断る!

 

娘さんは、ほとんど毎日、貸し切り状態のプールを楽しんでいました。

 

3日ぐらいたっても誰も来なかったので、「私はなんてついているんだろう!」

とウキウキしていました。

 

このまま、もしかしたら最後まで貸し切りかもと、内心期待していたんです。

 

そんなある日、同じ年ごろの美少女が、母親と兄弟ふたりと一緒に泳ぎに来たんです。

 

フランスに来て以来、いろんな場所を旅して、娘さんの頭には「フランス人のイメージ」がすでに出来上がっていたんです。

 

それは「あんなにやせていて、ちゃんとごはん食べてるの?」という疑問であり、

「絶対みんなダイエットしてるよね。」という確信です。

 

美少女の名前はマリーちゃんで、すごく痩せていてとてもフレンドリーな子です。

 

そのマリーちゃんが娘さんを「遊ばない?」と誘ってくれたのに、娘さんは「恥ずかししから嫌!」と言うんです。

 

それで、知人は「彼女は眠いらしいのよ、ごめんね」と言ってごまかしました。

 

すると、彼女は「ソメイユ!!(フランス語で眠いという意味)」と目をまるくしてびっくりしたような顔をしたのです。

 

知人はその顔を見て、申し訳なくて、「もうちょっとうまい断りかたがなかったかなあ」と後悔しきりです。

 

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