人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

浜松旅行とサンセバスティアン

今週のお題「元気の秘訣」

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サンセバスティアン映画祭の会場

知らない場所に行くのが楽しい

 私に元気をくれるものと言えば、それは自分が行ったことがない場所への憧れと好奇心です。それが私を旅に誘うのです。基本は一人旅が気楽で好きなのですが、姉たちとの気を使う必要がなくて甘えられる女3人の珍道中も大好きです。去年は浜松に行って浜名湖とお城を見学してきました。なぜ浜松かというと姉が俳句をやっていてぜひ浜松城で俳句を作りたいと言うのです。今まで行ったお城で覚えているところと言えば、名古屋城ですが、そこと比べると浜松城の石垣はあまりにもランダムすぎるのです。適当に何の計算もなく岩を積み上げたような印象を受けました。少しの振動でも岩が動いて今にも崩れそうなのです。ですがガイドさんの話によるとそういう積み方の様式があるそうです。

浜名湖のホテルの自動販売機でアイスを

 浜名湖のロープウェイで頂上に上りオルゴール・ミュージアムを見学して予想外に楽しみました。さて、お茶でも飲もうとしてうろうろしていたら、レストランらしき建物に「当店は閉店しました」の張り紙がありました。お客さんが来ないので営業しても採算が取れないようです。日曜日なのに駅のバス乗り場が閑散としていたのもうなづけます。

 浜名湖の河畔にはもちろんホテルもあるのですが、想像していたのとは大違いでした。浜名湖の景色を見ながらお茶を楽しめるのかと思ったら、そういう環境はありませんでした。ほかにお茶を飲める店を捜しましたが見つかりませんでした。私たちは歩き回ってとてものどが渇いていました。ふと見るとホテルの入り口の横に誰もいないのですが、自動販売機と長椅子があるのを見つけました。それで仕方なくそこで自動販売機でアイスを買って食べたらそれがまた美味しかったのです。

スペインのタパスは美味

 知り合いがスペインにツアーで行ったのでお土産をもらいました。その時に食べ物は何が美味しいのかを聞いたら、「あそこの国は美味しいものはないから」と残念そうにいうのです。だからネットで、「スペイン、料理、美味しいもの」で検索してみて、サンセバスティアンのピンチョスの情報を知りました。スペインのバスク地方にある映画祭で有名な美食の町だそうです。見るからに美味しそうな写真を眺めていたら、そこに行きたくなってしまって旅行の計画をし始めました。スペインに行こうと思ったのはこの時が初めてで、NHKラジオ講座スペイン語を勉強し始めました。

 スペインのタパスはサンセバスチャンではピンチョスと呼ばれています。薄く切ったフランスパンの上にいろいろな具をのせたもので、ビールのおつまみに最適です。港町らしく魚のタラをのせたものや赤ピーマンの中にツナのサラダを詰めたものなど本当に美味です。サーモンとクリームチーズやハンバーグやコロッケなど様々な具があって、ここでは一つ1.5~2ユーロで食べられます。ビールを飲みながら5個も食べれば大満足ですが、最近はバル街も不況の影響で店を閉めるところが多いと言います。町の市場は開店休業の状態で市場はあるのに中は空っぽで営業していません。それでも私にとってはとても癒される町なのです。

 

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