人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

ホテルで変わる海外旅行

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夜ホテルで疲れて寝てしまう

 まだ海外に行き初めて間もない頃は、1泊何千円かの安宿に泊まっていました。パリに行ったときはたしか1泊6千円ぐらいだったと思うのです。ソルボンヌの丸い屋根が近くに見えるホテルは4階建てで、エレベーターはありませんでした。私たちの泊まった部屋は幸運にも2階にあって、部屋が2つあってベッドもシングルとダブルベッドの両方あったんです。もちろんバス・トイレ付でした。今思えばパリであんな広い部屋にあんなに安い料金で泊まれたなんて信じられません。いくらテレビが付いていないとしても格安でした。テレビが見たいときは、レセプションの横にあるソファに座って見ていいと言われたけど、結局見なかった気がします。

 ホテルはカフェやビストロが立ち並ぶ通りにあり、夜遅くまで人々で賑わっていました。ルーブル美術館オルセー美術館とかの観光名所に行きたいのですが、そこに行くには時間がかかりました。旅行の準備の段階で危険情報を収集しすぎたため地下鉄に乗れなくて、すべて徒歩で行っていたからです。凱旋門に行くのもシャンゼリゼ大通りを歩いて行っていました。ただ、何かもが物珍しくてものすごく楽しかったのを覚えています。あの頃はどちらを向いても”観光客”だとわかる人がいっぱいいました。鉄道の駅には今はもういませんが、大きな荷物を背負ったバックパッカーがゾロゾロしていた時代です。彼らは私たちと同様にユーレイルパスを使って旅をしていました。今流行っているキャリーを引いている人なんてほとんど見かけませんでした。日中は身体を使って移動しているので、当然ホテルに帰ってくると疲れて寝てしまいます。だから夜の時間をどう使おうかなんてことは考えなくてよかったんです。でも密かに歩いて行けるホテルに泊まりたいなあという夢を抱いていたのです。

ルーブル美術館に近いホテルに泊まると

 何年か経って、お金持ちになったわけでもないのに、ふとルーブル美術館オルセー美術館に歩いて行けるホテルに泊まりたいと思いました。それもバルコニー付きのホテルに泊まるようになってパリの街を上から見下ろすようになりました。何も有名な観光名所が見えるわけではないのですが、朝ベランダに立ってお日様の光を浴びていると気持ちいいですよ。ホテルの窓はどこでも小さめで解放感を感じることはめったにありません。

 観光名所に歩いて行けるホテルに泊まると、ルーブルの帰りにどこにも寄らずにホテルに帰ってしまいます。普通なら出口の途中にあるスターバックスに寄って休憩するのですが、「早く帰ってホテルでゆっくりしよう」と帰ることしか頭にないのです。以前は私も、前を歩いていた日本人3人組の女性たちのように、ルーブルの余韻を味わいたくて迷わず入っていたのですが。ガラス張りの店の2階席から人間ウオッチングするのが好きでした。そしてホテルに帰ると長い夜が待っています。でも大丈夫です、今はどこのホテルも衛星放送が映るので韓国ドラマだってやっているので楽しめます。今どきのホテルは端末でチェックインできて、i-Pad で好きな映画を楽しむことができるそうです。例えばパリのリヨン駅の近くにある「シチズンMパリ・ガレ・デ・リヨン」はどんなところか今一番気になるホテルです。また朝食、昼食、夕食共にビュッフェ形式で提供されているので試してみるのもいいと思います。

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