人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

気がつけば○○になっていた

私も何か書こうと舞い上がった、だがその枚数にトホホ

 昨日の夜パソコンを立ち上げて、いつものようにパスワードの画面を出そうとしたが、何たることか表示されない。何度かクリックしてみたが、ダメなようなので諦めかけたら、やっと表示された。ホッとしてパスワードを打ち込んだ後、Microsoft edgeのアイコンをクリックする。だが何の反応もなしで、画面は変わらない。仕方がないので、とりあえずシャットダウンしようとスタートボタンを押そうとするが、これまた、うんともすんとも言わず、万事休すだった。さて、こんな時どうしたらいいか、あるいは過去にもこんなことは何回もあったはずだが、”のど元過ぎれば熱さを忘れる”性格の私は対処法を思い出せない。

 そうだった、こんな時はネットに頼るに限るんだった。さっそく、「スタートボタンが押せない」と入力して、対処法を探した。すると、親切にも有効なアドバイスがいくつか見つかった。そう言う時はctrlとAltを押しながらDeleteを押せば、シャットダウンできるとのこと。そう言えば、たしか以前もそうやったような気がする。やっぱりネットの情報は有難いなあと感心しながら、試してみた。だが、あれ~、なんだかおかしいぞ、画面は変わったことは変わったが、青の画面で静止したままで、キャンセルの表示もあるにはあるが、クリックしても反応しない。さて、困った、これは明日は都心の量販店に持って行かなければならないかもと覚悟した。

 だが、何の気なしに画面の右下を見たら、更新を要求するオレンジの小さな丸が付いているのを見つけた。要するに更新プログラムと言われるもので、実行しないとパソコンが正常に動かなくなるようだ。「ようだ」ではなくて確実にそうなることは正直いって、過去の失敗から学んだ。今使っているパソコンを買わなければならなかったのは以前のパソコンをダメにしてしまったからだ。要するに、更新プログラムを散々無視した結果、挙句の果てに電源を入れても画面は真っ暗闇のままになった。後悔先に立たずで、こぼしたミルクのことをとやかく言っても仕方がないのだ。なので、私はオレンジの小さな丸を見つけて、以前の苦い経験から得た教訓を思い出した。そうか更新プログラムを実行するのを忘れていた、いや、そんなはずはないのだが、そういうことらしいのだ。すぐにクリックして更新して再起動すると、何のことはないちゃんといつものようにMicrosoft edgeのアイコンがダブルクリックできる。当然のことながら嬉しい。こんなひやひやしたのは何か月ぶりだろう、平穏な日々に慣れていると恥ずかしいくらいに狼狽えてしまうものだ。

 今日はもしかしたら、ブログが書けないかもと覚悟していたが、ちゃんといまこうして書けている。前置きが相当に長くなってしまったが、今日は古書みつけが公募した「気がつけば○○ノンフィクション賞」のことを書こうと思う。この賞のテーマは「気がつけば○○になっていた。」で、第一回目の受賞者は忍足みかんさんの『気がつけば生保レディで地獄を見た』だった。忍足さんが生保レディとして2年半働いて、心を病んで退職した顛末を赤裸々に綴っている。忍足さんは大学卒業後に生保レディになったと書いているが、私が抱く生保レディのイメージは「保険のおばさん」である。会社の昼休みになると、いつも若手の男性社員を目当てにやって来る彼女たちを思い出してしまう。おばさんと一口に言っても、女優さんのようにまあまあきれいな女性もいて、若手社員はしつこく追いかけられてもまんざらでもない様子だった。

 それに昔は夫を亡くして、途方に暮れている女性が働くと言ったら、保険の外交員だった。なので、正直言って、まさか大卒のうら若き女性が就く仕事ではないだろうとも考えていた。知人から、「あんなに自分でいくつもの保険に入ってどうするんだろう」と心配になると、一緒に住むパートナーの女性のことを聞かされたこともあった。あれこれよくない噂ばかりの生保レディだが、私が注目したのは、「気が付けば○○になっていた」というテーマなら、私でも書けるじゃないということだった。実際に自分の経験した「気がつけば○○・・・」なのだから、想像力は一切いらないし、ありのまま書けばいいのである。そうだ、これだ、これを書いて応募しようと舞い上がった。

 早速、古書みつけのサイトを見てみると、今年の12月末が締め切りで、時間はたっぷりある。だが、応募要項にある原稿の枚数を見て絶句した。なんと原稿用紙換算で、200枚から300枚とあったのにはさすがに怖気づいた。考えてみると、入選したら、即書籍化されると言うから、それぐらいは妥当な枚数なのだろう。う~ん、どうしよう、200枚というと、毎日2000字書いても、40日かかる計算になる。だが、やってみる価値はある。まずは最初の1字でも2字でもいいから、書きだすことから、初めてみよう。ただ、原稿の規定では30字40行の縦書き指定だから、普段から横書きに慣れている身にはすこし違和感がある。それが問題と言えば問題と言えなくもない。

mikonacolon