人生は旅

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梅雨時期は低温調理に注意

今週のお題「雨の日の過ごし方」

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炊飯器の保温機能で低温調理を楽しむ人がいる

 最近私はスーパーに行くたびにモヤモヤしています。特に野菜売り場のじゃがいもを見るとため息が出ます。なぜこうもお高くなってしまったのか、自分が生きている中で一番値段が高くなってしまったからです。1個49円だなんて一瞬自分の目がどうかしてしまったのではないかと目をパチクリしてしまいました。いつもなら、店内で誰かの嘆きが必ず聞こえて来るのにそんな気配は全くありません。普通ならその辺に放っぽってあったじゃがいもが今となっては貴重品になりました。だからと言って、嘆いてばかりもいられないので、今一番お安い野菜である、キャベツをひたすら千切りします。家のすぐ近くにある八百屋では昨日キャベツが10円で売っていました。

 テレビドラマの『レンアイ漫画家』で吉岡里穂さん演じるあいこさんが「もやしは地球を救う」ともやしを褒めていました。私にとってはそのもやしにあたる存在がキャベツで「我が家を救う」と言いたいのです。でも、さすがに野菜だけ食べていては力が出ません。やはり肉を食べなきゃと思っていたら、先日の新聞に 『自己流レシピ、食中毒に注意』という記事が載っていて、読んでみたら衝撃を受けてしまいました。何にびっくりしたのかというと、炊飯器の保温機能を使って肉を調理していることに違和感を抱いたのです。近頃はネットで”低温調理”のレシピが人気があるそうです。おうち時間が増えて、時間ができたせいかスピード料理ではなくても構わないのです。時短よりもゆっくり、じっくりと時間をかけて美味しいものを作れる調理法が好ましいのです。だから、どこの家にでもあって、身近ですぐに利用できる炊飯器が重宝されるのです。

 以前炊飯器を使った料理が紹介されたこともありましたが、実際やってみると、汁がある料理には向かないのだとわかります。一度、試しにおかゆを作ろうとしてやってみたのですが、グツグツと音がしたと同時にお水があたりに飛び散って大変なことになりました。大失敗に終わったわけですが、だからと言って、なぜ保温機能なのか、そんな大それた発想は思いつきませんでした。それに肉がちゃんと加熱されるのかどうか疑わしいではありませんか。その記事によると、肉がしっとりと柔らかく仕上がるのが人気の秘密のようです。でも、ある程度の温度と時間の管理なしでは殺菌の条件はクリアされないと警告しているのです。はっきり言って、高温多湿になる梅雨の時期はやめておいた方が無難なのです。

 以前は確かに具合が悪くなれば、病院に行けばいいと簡単に考えていました。でもコロナが流行っている現在はそう楽観的に考えてもいられません。先日も交差点で信号を待っていたら、近頃は珍しい立ち話の声が聞こえてきました。その内容は「救急車で行ったのに、病院で受け入れを断られた」とかで、そんな自分事とは俄かには思えなようなことを聞いて、初めて今の状況を理解したのでした。

 今まで「低温調理」という言葉は聞いたことがありませんでしたが、ある新聞の料理コーナーでその類のレシピを見かけたことがあります。「一度試したら、病みつきになる」とタイトルが付いていた料理は鶏の胸肉の料理で、興味津々で切りぬいて保管していました。いざ作ってみようと、よくレシピを読んでみたら、あれっと疑問に思いました。「本当にこのやり方でいいの?」ポリ袋に胸肉と調味料を入れて冷蔵庫で寝かせて置いたものを、お湯の中に入れてグツグツ煮るのではないのです。ただ、一定の時間湯煎するだけで、出来上がりなのでした。元々胸肉は普通に火にかけたら、固くてパサパサでどう頑張ってみても美味しくないのです。だから低温でじっくり調理するという工夫をしているのはわかるのです。でもやはり火を使わない調理法は気持ちが悪くて、食べる気にならず作るのをやめてしまいました。家で自分なりにいろいろ試してみるのは楽しい事には違いありません。でも、その自己流のレシピが本当に安心安全なのかどうか疑ってみることも必要なのだと改めて気づかされました。

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