人生は旅

人生も旅もトラブルの連続、だからこそ‘’今‘’を大切にしたい

私たちの知らないロシア㉔

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ロシアの高級ホテルが今お得に泊まれる!

 

今までロシアのホテルは料金がものすごく高いと言われていましたが、近年ルーブル安になってから、高級ホテルと呼ばれるホテルの料金が安くなっています。昔であれば、1泊4~5万ぐらいのホテルがその半額の値段で泊まれるようになっています。

たとえば、サンクトペテルブルグの高級ホテル「コリンシア・パレス」ですが、中に入ってその華やかさと広さにびっくりです。ロビーが広すぎてどこがレセプションかわからないので、誰かに聞きたいのですが誰もいないのです。こちらはモスクワから夜行寝台で早朝サンクトペテルブルグに着いたばかりで、そのまま駅からホテルに直行しました。朝の7時ぐらいでチェックインは当然できないので、荷物だけでも預かってもらって身軽になりたかったのです。やっと従業員を見つけ尋ねると、彼が指さしたのは「あれが本当にレセプションなの?」と思うほど豪華な装飾がある場所で、よく見るとたしかに人がいます。

ホテル代が半額なのにサービスはお値段以上と言うことは絶対になくて、荷物は自分で部屋まで運びます。普通はホテルマンが運んでくれて、部屋の鍵を開けてくれるのが一般的なサービスです。一応、高級ホテルなので部屋だけはやはり素敵なつくりになっています。それから、ホテルの玄関だって、普通は誰かホテルマンが二人くらいお客を出迎えるためにいるはずですが誰もいません。朝食はというと、それなりに食材の質を落としていて、サーモンなどの高級食材はありませんし、パンにつけるバターもマーガリンになっています。コリンシア・パレスに泊まれたことは記念にはなりましたが、サービスはそれなりのお金を払ってこそ受けられるものだと思います。

 

クレムリンが見えるホテルに泊まれた!

昔は、モスクワのクレムリンの近くに泊まる、なんて夢のような話でしたが、現在では、十分実現できる、というより実現できてしまったことなのです。これもルーブル安の恩恵に違いありません。いつでもあのクレムリンの尖塔を眺められて、10分もあればチケット売り場に行けてしまう、そんな場所に泊まれるのがうれしいのです。当時は泊まっているホステルからクレムリンまで行くのに時間がかかりました。交通の便はいいのですが、ホステルが駅から遠いところにあるので、冬などは暗い所を歩かなければならないので不便なのです。

私が泊まったホテルは今話題になっているECOホテルで、自然と環境に配慮した取り組みをしていました。朝食はホテルの隣にあるレストランで取ることにになっており、メニューの中からひとり3つを選択できることになっています。たとえば、ミニサラダ、サーモン、ピザというように選べて、コーヒーと一緒にいただきます。どちらかというと、ECOホテルにふさわしいシンプルな朝食でした。部屋に帰った後で思わず、「ああ~っ、お腹空いた」とつぶやき、なにか食べた思い出があります。そんな時、わたしの最強の味方は愛用の炊飯器で、どこにでも持っていきます。

 

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